1995年よりホテルオークラ東京の関西割烹山里で5年間修行をする。
2002年から株式会社インテリジェントプランナーにて飲食店の料理長などを務め、2010年から株式会社ジェイ・ダヴリュウ・エーへ。現在は取締役社長を務める。
2020年、合同会社FOOD GROOVE JAPANを立ち上げ、代表社員を務める。
略歴
現在の仕事についた経緯
シェフとして地方創生に取り組んで行くことで、日本各地の生産者から初夏の本質を学ぶことができました。
しかし、この大切な情報やストーリーが消費者までに届いていないことに気づき、このままでは日本の食はなくなってしまうと感じ、同じ心を持った仲間を集め行動することにしたのがきっかけです。
仕事へのこだわり
当たり前ですが、シェフは美味しい食を提供するのが仕事です。しかし、地球上から生まれた食材に対して、それらを育てたり漁をする生産者がいます。そして私の手元に食材が届くまでにはたくさんのバトンリレーが行われているのです。
消費者の口に最後のアンカーとしてバトンを託されるのがシェフだと知ったとき、私が作りたい料理が個人の発信を元に作り上げる料理ではなく、たくさんの方の想いが詰まったストーリーを表現することがシェフの仕事と理解しているのが現在です。
今は、ストーリーをどう伝えるかを考えて食に向き合い料理を作ることが多くなっております。
若者へのメッセージ
現在、当たり前のように食べることができている食材を、もしかしたらこの先食べることができなくなる可能性が、今のままだと出てくる可能性が高くなってきたと感じております。
生産者からは「生産者と友達になっていたほうがいいぞ、食べるものに困る時代が来るからな」と一部ではなく、たくさんの生産者から助言されています。
それほど生産側は危険を感じているのです。しかし消費者はその不安をまだ感じる方が少ないのではないでしょうか?
ぜひ、自らの行動で調べてみてください。
今の食事情を知ることで将来の食が見えてきます。
是非、心震える食が日本各地にあることを再認識していただけると幸いです。