東京国際大学経済学部卒業後、家の事情で地元である群馬に戻ってくることになりました。学生時代にキャンプや登山のお店でバイトをしていたのですが、そこでそのまま正社員として働きたい希望があったので、特に就職活動はしていませんでした。
実家に戻ってきてから地元で就職活動をしており、今の会社の社名変更前である金石衛材株式会社で一般の営業社員を募集していました。この会社に入りたいと希望していたわけではなかったのですが、アットホーム感があったのが入社の決め手でした。
20年前に入社をして、約10年間は社員として働いていました。その頃は私が人事もやっていたのですが、同じことを下の世代がやるというのはおそらく無理なので、多く人数をおいて仕事を分散し、より効率よく進めていくためには、思い切って社員を多く取ることが大事だと思いました。
当時採用したメンバーが今10年を迎えます。現在、中堅管理職メンバーにもなっています。私自身は入社16年で取締役になりました。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
学生時代はずっとサッカーをやっていました。その当時、とても厳しくて根性論的なものもありました。今は全然通用しませんが、当時は普通に行われていたので負けず嫌いなところも自然と身につきました。私は天才肌ではないため、努力をコツコツと重ねていくタイプです。常に先を見る視点思考でいるようにはしています。
今後の目標
売り上げもおかげさまで伸びてきて、社員の人数も90人ぐらいになってきたので、ある程度の規模感にはなってきたのですが、社内がもっと楽しい雰囲気、働きやすい環境にしたいなと思っています。仕事だけど、カフェに来ている感覚。せかせか眉間に皺を寄せて仕事をしているのではなく、もう少し気持ち的にもゆったりできるような雰囲気で仕事ができる環境は作りたいと思っています。
今年4月に初めて留学生を新卒として採用しました。日本だけでなく、海外との取引というものをどんどん増やしていきたいという考えがあり、その女性を採用しました。引き続き良い人材を探して、他の国の方に日本だけにとらわれず、優秀な人材であれば、一緒に仕事がしたいです。その先に海外の企業や人と繋がることができるかどうかということが大きな課題ではありますし、絶対やらなければいけないと思っていることです。
若者へのメッセージ
基本的に時代がもう変わっているので、その変わり方が早いから、柔軟に対応していくことは絶対に大事かなと思っています。最近は人とのそのコミュニケーションや交流が減ってきており、内向的になってしまう傾向にありますが、これからの時代、海外とのビジネスを展開していかないと、日本固有だけでは厳しいと思います。そのためにはもう少し人とのコミュニケーションを多く取る方がいいのではないでしょうか。
あとは日本が恵まれすぎていて、明確な目標が持てない人が多いのかなと感じています。勉強も仕事も、しっかりと自分で考えて、目標を設定していくことは大事なことです。