地元仙台で、今後社会貢献もできて発展が見込まれる業種業態を考えていました。訪問看護事業の業種上、地域により優劣は無いと考えてました。
売上のほとんどは国庫から得る確かな保険収入であり、それには地域差なく概ね同一単価であります。また、ユーザである利用者(患者様)は人口数の差だけあり、全国各地あまねくニーズがあり、今後増え続ける成長分野と考えます。
成熟し衰退しつつあると言われる日本の産業において、訪問看護事業は社会的使命を背景に確実に発展すると考えました。
私は医療や介護は全く未経験ですが、自分のキャリアの中で、マネジメントや会社経営は経験を積んできました。特にその業界のスペシャリストは私じゃなくてもそのスタッフを迎えられればいいという考え方で、一般的に医療業界というのは、営利追求から結構遠い世界です。
どちらかというと異業種で事業発展させる中で、私のキャリアが活かせるのではないかと思い、この仕事を選びました。

現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
創業する前から、働きやすくて長く人間関係もできれば良好である組織作りを今までのキャリアの中でも目指してきましたし、そういった今自分が考える、ある意味理想的な会社企業を作りたいなと思っていました。
看護師というのは女性職場であり、とても流動的で売り手市場ですので、平たく言うとすぐ辞めてしまうというような職種です。いかに自分のやりがいを見出してもらい、さらに理念に共感してくれるスタッフを迎え入れたいと考えていた部分はこだわりですね。
今後の目標
私は急激な拡大や急成長は考えていません。足元を見ながら、徐々に身の丈に合って成長していこうと思っています。
今の組織の形としては、ゆっくりでも歩みは遅くてでも少しずつ拡大していきたいと思っていますが、次の段階となるとドクターを入れたいと思っています。
ドクターを入れてしまえば、自らお客さんを創出することができるので理想的です。ただそのためには、かなりの資力、設備投資、人件費も看護師と桁が変わってきてしまう世界なので、時間はかかるかなとは思っています。
若者へのメッセージ
ずいぶん価値観が変わってきましたので、会社を選ぶときというのは、待遇などが重要だとは思います。企業ブランドなどで会社を選ぶ時代ではなくなりましたね。
自分が好きなことと、向いていることを重視して人生を選択した方がいいと思います。それがやれるのであれば、極力、事前に企業の情報を得て、あまりブランドでは選ばないことですね。
あとは、“自分は一体何を目指しているのか”を考えることです。向き不向きがあるかと思いますが、常に自分の中で自分の性格と向き合いながら選んでいくと、あまり苦痛のない人生を歩めるのではないでしょうか。