ハロースペース株式会社(http://hello-space.co)代表取締役
ハローフリーダム株式会社 代表取締役
HELLO METAVERSE PRIVATE LIMITED. Director
外部充電不要の自家発電型スマートEバイク (http://smartebike.co) 、超電導自動車などの次世代モビリティの開発、メタバース事業、エンターテインメントDX事業などに取り組んでいる。

略歴
現在の仕事についた経緯
大学を卒業後、MBAの取得を目指してアメリカの大学院へ留学しました。
当時のメンターから「地球環境の改善や、先の宇宙開発のためには、根本的に社会のエネルギー技術をアップデートしていかなくてはならない」と学んだことが、エネルギー業界に興味を持ったそもそものきっかけです。
その後、石油元売関連の総合商社にて経営企画職に従事する中で、東日本大震災を経験し、会社の製油所が爆発するなど甚大な被害を受けました。
東日本大震災危機対策委員会の事務局として事故対応しておりましたが、燃え広がった火が隣の化学会社にも及ぶなどひどい有様で、地下に埋まっている放射性廃棄物に延焼していたら、とんでもない大惨事になっていたと思います。
その体験を通して、「原発や石油などの化石燃料に依存する社会から脱却を図りたい」と強く思うようになり、新エネルギー技術の技術革新と社会実装に身を投じる決意をしました。
2015年、新エネルギー推進に積極的な熊本に身を移し、2018年ハロースペース株式会社を設立。
地域おこしなどの活動にも積極的に参加することで、多くの仲間に恵まれました。
現在は新エネルギー技術や、次世代モビリティの研究開発、デジタルコンテンツ制作をメインとして行っています。
仕事へのこだわり
新エネルギー分野においては、コストパフォーマンスを改善することを最大のこだわりとしています。いわゆる「クリーンエネルギー」は発電・送電・蓄電にかかるコストが高く、ゆえになかなか普及が進まないという課題があるからです。
そこで、超電導技術などの技術革新、新素材の導入を我々が行うことで、クリーンエネルギーのコスト軽減に繋げていきたいと考えています。
一方、次世代モビリティ分野においてのこだわりは、いかにインフラに頼らない物を作れるかということです。
電気自動車に切り替わったとしても、充電をインフラに頼っている限りは、火力発電に頼らざるを得ず、これではカーボンニュートラル問題にあまり寄与できない結果となってしまうのです。
この課題を解決するためには、走行分のエネルギーをモビリティが自ら生み出せるように、次世代モビリティの発電・蓄電機能を向上させていくことが重要だと考えています。
今後の目標
次世代モビリティ分野においては、外部充電不要の自家発電型の電動アシスト自転車や電動バイクの商品化、および販売を2023年頃には実現させたいと考えています。
さらに、超電導技術を導入した電気自動車、エアロモビリティの開発にも着手し、ゆくゆくは重力技術や真空エネルギーを活用した次世代型スペースシップの開発を実現することが最終的な目標です。
宇宙のエネルギーや重力を推進力として利用できれば、スペースシップの航続距離は燃料タンクに依存することがなくなり、それにともなって宇宙開発コストの削減にも繋がると考えています。
今後、人類の宇宙における活動フィールドは拡大し、将来は「宇宙社会」も発展していくでしょう。
そのときに我々の開発した技術や商品が役立てるよう、今から精力的に研究を進めていく所存です。
若者へのメッセージ
私はまだまだ若輩者で、皆さんに偉そうなことを言える立場ではありません。
そのことを大前提とさせて頂いた上で、私が先輩たちから学んだ、とても大切だと思うこと共有させて頂きます。
今は日本でも、さまざまなことにチャレンジできる環境や土壌が整いつつあり、学生のうちに起業をしたり、あるいは会社で勤めながら新しいことにチャレンジしている方も多くいらっしゃいます。
したがって、皆さんも何かやりたいことがあるのであれば、今すぐにでも始めた方がいいと思います。
特に起業をしたいと思っている方は、先に会社を作ってしまうことをおすすめします。
先に会社を作ると覚悟が固まりますし、利益を上げなければ税金も払えないという状況に追い込まれ、誰しも必死に努力するようになります。
すると、自ずとマインドも経営者に近づいていくものです。
今後、皆さんがビジネスを通じて、誰も成し得ていないような、大きなことにチャレンジされることを心から楽しみにしています。