大阪産業大学経営学部卒。ノンバンクや人材派遣会社などを経て、2007年に独立。フリーター時代に社会保険労務士試験を受けて合格。
略歴
現在の仕事についた経緯
大学卒業後に入社した会社を1年足らずでリストラされました。
その後、フリーターをしながら、独立を視野に入れて働くことが出来る士業になることを決意。
人事関連の仕事に関心があったことと資格試験に係る経費や時間などを考え、社会保険労務士試験に挑戦し、1回目の試験で合格しました。
その後、業務請負、人材派遣会社などを通して実務経験を作り、独立しました。
仕事へのこだわり
高校生のときに中国古典の一つである「戦国策」を読み、経営コンサルタントの仕事に関心を持ちました。大学では経営学を学ぶと共に、実務経験を積むために、卒業後は法人営業の仕事に就きました。
ただ、当時は業界の法律が突然に改正されたことをきっかけとして、就職した会社の業績が突然悪化し、就職から1年足らずでリストラされることになりました。
失業し、次の仕事も決まらない中、もはや会社には頼らずに自分の腕一本で生きていくことが必要であることを感じました。
元々働きがいのある組織運営に携わることに関心を持っていたため、人事関係の仕事に関して興味があり、1年で資格試験に合格が可能であると考えられた社会保険労務士の資格取得を目指し、人事コンサルタントとなる道を選ぶようになりました。
分からないことがあれば可能な限り新しい知識を学び、解決に努めました。社会保険労務士の資格を取得し、人事労務管理の責任者となれば、学んだ法律だけでは処理できません。所得税、住民税、チームリーダーになるためのノウハウなどもまずは勉強しながら覚えました。
また私は、時間をかけても、正確な仕事を行うことを基本としております。そのため、自己啓発のセミナーも積極的に受けました。知らないことも調べてその都度実行できるようにしております。
現在では、人事労務管理における評価制度や現在経営する会社と現在の顧客である会社に利益を生み出すための取り組みとして、コピーライティングやマーケティングの仕事にも取り組むなど、「会社の利益、社員の利益、社会の利益を作ること」を考えております。
粘り強く、決してあきらめない。追い込まれることもありますが、その都度必死で前を向き、問題解決に取り組んでいくことにより、問題は一つ一つ着実に解決することが出来ます。
若者へのメッセージ
現在は、特に不確実性が高い時代であるため、どの会社に行っても通用するポータブルスキルがなければ生き残ることが出来ません。
「狡兎三窟」とも申しますが、一つの会社に勤めてゼネラリストになるよりも、複数の専門知識やスキルと、広範囲の知識を持った「π字型スキル開拓」の原則に従い、多次元型スペシャリストとしての範囲を拡大させることが重要です。
専門分野が複数あれば、一つの分野がダメになっても他の分野で補うことも可能です。
特に自営業やフリーランスを目指す方にはマーケティングのノウハウは必須となります。
若い時にはいくらでもチャレンジできますが、仕事については、ある程度社会人を経験すれば必ずプラトー(高原状態)に陥ります。
30代を過ぎると精神的にも疲れやすくなるため、集中力が持つ若い時期から学び続ける習慣を持ち、努力をして、高い職業能力を開発することを意識してください。
最後に、幸福な人生を歩むために必要な学びの分野は「健康、人間関係、職業能力、経済、趣味」と言われております。
昔と違い、人生は100年時代となり一生働き続けることも求められます。これらを意識を持って学び続けてください。