青山学院大学法学部卒業後、新卒で神奈川県庁に入庁。税務や健康医療行政、被災地派遣などを経験する。自治体経営の知見を深めるべく、2020年4月に公益財団法人松下幸之助記念志財団松下政経塾に入塾。中小企業の企業再生に従事した後、一般社団法人Siisを設立し、エリアマネジメント広告事業を展開中。
共著『コロナ時代を生き抜く自治体経営論』(サンライズ出版)。
略歴
現在の仕事についた経緯
5年間ほど神奈川県職員として働くうちに、漠然と自治体の将来に疑問を抱くようになりました。これからの自治体経営はどうするべきなのか。真剣に勉強したくなり松下政経塾に入りました。
その後、様々な経験をするなかでソーシャルビジネスに出会います。事業性を保ちつつ、社会課題の解決に取組み、新しい価値を生み出す。官や民といった垣根を越え、1人ひとりが持続可能な社会を創る主役となっていく…。そんなソーシャルビジネスに大きな可能性を感じました。
私自身もソーシャルビジネスを展開すべく、一般社団法人Siisを設立し、今日に至ります。
仕事へのこだわり
結局は、ひと対ひとだと思っています。取引相手などの関係者は当然ですが、上司や部下も含めて「この人は何を求めているのか」を徹底的に考えてきました。もちろん譲れない部分もありますが、お互い気持ちよく働けるのが一番だと思っています。
あとは仕事をしていて楽しいか。そして社会の役に立っているか。いくら個人的に楽しくても社会的に意味がなければその仕事に価値はないですし、反対に社会的に意味があっても楽しくなければ続きません。自己実現と社会貢献が仕事という点でクロスするように意識しています。
若者へのメッセージ
社会に出ると「こうあるべきだ」という固定観念に押しつぶされそうになるときもあると思います。
ただ、何年か社会人をやると、当初の違和感が当たり前になっていたりします。そして、気づけばその固定観念を押しつける側になっている。新しい固定観念を創れるのは若者だけです。
自分の信じた道を進む。たとえそれが普通でなくても、胸を張っていきましょう。ぜひ人生が終わるときに後悔しない生き方をしてください。一緒により良い社会を創りましょう。