大学卒業後、小売店向けの万引防止システムシステムのメーカーに在籍。社長賞・トップセールスショー等多数受賞。2020年9月に独立。現在は日本アンガーマネジメント協会の認定講師、及びアンガーマネジメントコンサルタント®として企業研修/企業・個人コンサルなどで活躍中。
日本アンガーマネジメント協会監修書籍「アンガーマネジメントトレーニングブック2022年版」(ミネルヴァ書房)プロジェクトとして執筆。
略歴
現在の仕事についた経緯
実は、一昔前の私が短気でせっかちで怒りっぽい性格だったことが一番のきっかけです。
自分の性格に嫌気がさし、チームのマネジメントに悩みを抱えていた頃、運命的にアンガーマネジメントと出会いました。習得すると気持ちが軽くなったと同時に、家族や職場の同僚、友人から「変わったね!」「丸くなったね!」と言われるようになりました。とても嬉しかったことを覚えています。
私自身がアンガーマネジメントを習得し、怒りの感情に気づき、理解し、上手に表現することを身に着けることができました。結果、以前より豊かで美しい生活を実感しています。
この経験が、怒りの感情に振り回されて同じお悩みを抱えておられる方々の、新しいライフスタイルやワークスタイルを確立するきっかけになったら幸いです。
仕事へのこだわり
損得勘定で考えないこと。これを意識して活動しています。
この仕事は自分に向いてないな。やりたくないな。気が乗らないな。このお客様と話をしたくないな。など、仕事をしていると自分の価値観に沿わないケースが多くあります。どんなときにも「まずはやってみる」いまはこれを意識して活動しています。
ただ、私自身も若いころは嫌な仕事はイヤイヤこなし、誰かがやってくれるのを待っていたり、時間が過ぎるのを待っていたりしていました。
「成績は上げたい!しかも最短ルートで!だから、この向かない仕事は私が取り組むべきでない!」そんな考えの持ち主でした。
イヤイヤな仕事は時間が経つのも遅いし、ミスも起こる。熱量がないからこそ仲間も助け船を出してくれない。そんな状況を上司も見ているから評価は下がる。こんな負のスパイラルにはまって抜けなくことも経験しました。
あるとき、仲良くさせて頂いていたお客様からアドバイスをいただきました。私の親の年齢と同じくらいの方です。
「成功・失敗は川田さんしか解らなくて客である私から見えない。川田さんが失敗だと思ったことは“経験”。川田さんが何処に目標を設定して行動を進めて行くか?目先を大きなゴールだとすれば失敗かもしれないが、長い目で見たゴールであれば、それは経験。楽しい仕事も嫌だと感じてる仕事も小さな経験を重ねることが、目標のゴール=成功への一番の近道かもしれないよ。」
その助言をいただいてからの私は、自分がやったことのない仕事も、みんながやりたくないと思うことも、自ら率先して経験をさせて頂く様になりました。
人よりも経験を積める!こんなチャンスはなかなかない。そして、チャンスは目の前に転がっていることが多いものです。
若者へのメッセージ
情報に溢れる現代社会は、解らない事をインターネットで検索すると簡単に答えが出てきます。とても便利な世の中になりました。現に私も良く検索して利用しています。
でも、インターネットで正解が出てくるからこそ、人の価値観や考え方、行動をも白黒つけてしまう傾向があるようです。
「これは普通~~だよね」
「~~が当然でしょ」
「~~なんて当たり前のことだよ」
自分が当然と思っている事は自分のなかでは100点満点でも、万人の100点満点ではないのです。怒りの原因は、自分自身が持っている譲れない価値観が裏切られるときに発生します。
インターネットで簡単に答えを探せることは出来ても、友人や同僚・あなたの大切なパートナーの価値観の答えは出てきません。
「こんな考え方もあるんだな」
「これ、私にはなかった発想だよ」
是非、多くの人の価値観に沢山触れて欲しいです。きっと素晴らしい発見と出逢えるはずです。
新しい出逢いが増えると、色々なことに興味を持てるとともに、興味を持ったことに沢山チャレンジできます。熱意をもって取り組んだことが、きっと一回りも二回りも大きく成長させてくれることと信じています。