Ogasawara Masahito

小笠原 正人

株式会社ジーアンサ 代表取締役 https://www.g-ansa.com/

略歴

高知県出身。関西大学法学部を卒業。山一證券に入社し、証券業務・情報システム担当としてキャリアをスタートする。
1998年にコンサルティングファームに転職し、PwCコンサルティング、IBMビジネスコンサルティングサービス、日本IBMの戦略コンサルティングにおいて、主に企業変革コンサルタントとして活動。
2021年に独立し、IT・経営コンサルティング会社である株式会社ジーアンサを創立。現在、DX推進サービス等の事業を展開中。

現在の仕事についた経緯

100周年を越えた山一證券もバブル期を経て時代の波に飲み込まれるように終焉を迎えました。当時、長野オリンピックを見ながら勇気をもらい、そこから進路を変えていくことになりました。コンサルティング業界は大変厳しいことも多いけれど痺れるシーンやワクワクすることも多く、非常に楽しい経験でした。官公庁や金融、サービスといった様々な企業・組織に対してプロジェクト現場での経験を経て、そこに存在する組織・仕組み・人などの想いを紡ぎつつ、そこで培ったノウハウや知見を広く還元したいという想いが募ってきました。
2020東京オリンピックを機に1人で会社を立ち上げ、新しい組織・サービスを提供する道を走ることにしました。

仕事へのこだわり

初めから大事にしていたことは、クリエイティブであること。何かを作ることが好きでした。自分の心が求めるものを求めていくこと、そしてこだわりを持つこと、安易に妥協しないこと。そして追いかけること。そのため特にオリジナリティを大事にしていました。どちらかというと孤高のスタンスが好きでした。(変わり者と言われることは誉め言葉だと思っていましたね。)
色んな現場を経験する中で、様々な人や文化、歴史的背景が幾重にも存在し、うまくいく時もあればそうで無いときもある。むしろ後者のほうが多い。合う人もいればそうならない人もいる。そんな中でも、自分のスタイルを持っていれば、理解して共感してくれる人も出てきます。みんな一人じゃないってことですかね。味方がどこかに居て助けてくれることを実感できます。
それぞれの立ち位置や立場、大事にしている価値観、感情などが流れている。そんな中、何かを成し遂げるには、対峙するための「心構え」と「勇気」が必要だということを学びました。コンサルティングの現場でも、「心技体」を整える事が大事だと気づいたことは大きな財産です。これを順番に整えることが成功に不可欠であり、矜持として強く意識して進んでいきたいですね。

若者へのメッセージ

皆さんには、人に勇気と感動を与える人になって欲しいと思います。
今まさにデジタル化のいい波が来ています。これに挑み、流れを捉えてさらに新しい時代を切り拓いていって欲しいと強く思います。そのためのアイディアとして、「ドラえもんを友達に持とうよ!」と言いたいです。のび太君は、ドラえもんと出会い秘密の道具を使って、あんな夢こんな夢、自分のやりたいことをやりながら成長し、夢と感動を与えてもらえました。
これは単に漫画の世界の話ではなく、今の時代はドローンがあり空飛ぶ自動車も出来てきています。コロナ禍でもWeb会議ツールを使ってテレワークも浸透してきました。タケコプターもどこでもドアもメタバースでの仮想体験もできるような時代が来ているのです。これまで出来なかったことが簡単にできるような社会になってきているのです。
だからこそ、勇気を持っていろんなことにチャレンジをし、楽しみながら社会を世界を良くして行って欲しいと思います。今この瞬間からの時代をリードするのはあなたたちです。周りに流されることなく進んでもらいたい。生きることは走ること。私たちは、勇気と感動を糧に生きるコトができるのです。