Fujimoto Keisuke

藤本 恵介

株式会社F-Design 代表取締役 https://f-ds.jp/

現在の仕事についた経緯

学生時代に、車に携わる仕事がしたいとガソリンスタンドでアルバイトを始めました。
私はオープニングスタッフとして採用された100人のうちの1人でしたが、数年後にはポジションも上がり、名刺を持たせてもらったり、提案書を書かせてもらったりと責任が増えると同時に仕事の幅も広がることで仕事の楽しさを実感し、ちょうど20歳の頃、「32歳で独立をして、35歳で法人化する」という目標を立てました。
大学卒業後に新卒で入った会社では、特装車の開発やモーターショー展示用車両の設計、量産車両のボディの外装・内装の開発などを手掛けました。
その後転職した会社では、自動車レースレーシングカー開発や、バイクレースの最高峰である「Moto GP」の二輪車開発、世界最高峰のF1用部品の開発などに携わり、エンジニアとして研鑽を重ねた後、自身の思い描いていた通り、32歳で独立を果たしたという流れです。

仕事へのこだわり

弊社は自動車から医療機器、建築関係のハンドツール、アミューズメント関係の装置、ロボットなど、多岐にわたる製品の受託開発を行っています。
これは私がエンジニア時代の上司の影響もあるかもしれませんが、「できない」とはまず言わないことが大きなこだわりです。
大半のことは、やる気になればできるものです。
だからこそ、ご依頼を受けた段階では先行きが不透明であったとしても、必ず「やります」と言って持ち帰り、ご要望に沿った製品開発を実現できるよう知恵を絞るようにしています。
そこにはもちろん収益を上げるためという意味合いも含まれますが、なによりもお客様に「お願いしてよかった」と感動して頂けるようなアウトプットがしたいという思いが強いからです。
このように「No」と言わないスタイルは、さまざまな業界の仕事に携わらせて頂けるチャンスにも繋がります。
その経験から蓄積した膨大な経験やノウハウ、さまざまな領域のアイディアをもってこれまでにないご提案ができることは弊社の強みの1つです。
また、弊社の規模で機械電気設計者とプロダクトデザイナーを専門に抱えていることも珍しく、審美性のみならず、「どうやったら売れるものを作れるか」「使い勝手の良いものを開発できるか」という観点からのご提案ができることは、弊社の大きな特徴でしょう。

今後の目標

弊社は多くの開発プロジェクトの中でも、ロボット開発に注力しています。
ロボットと一口に言ってもさまざまな種類がありますが、弊社が特に重きを置いているのがサービスロボットで、例としてはレストランの配膳ロボットや施設のロビーで案内役を担っているロボットなどがあります。
労働人口の減少という深刻な問題を抱える日本社会において、農業や製造業、病院、介護施設など、特に人手不足で大変な思いをしていらっしゃる各現場にロボットを配備することで、少しでも問題解決に寄与できればと考えています。
半完成品である弊社「ロボットベース」のカスタマイズにより、開発の低コスト化や開発の短納期のメリットを感じられるご提案をいたします。

若者へのメッセージ

若い方から「やりたいことが見つからない」という声をたまに耳にします。
だからと言って焦る必要は特にないのですが、将来的に好きなことや楽しいと感じられることを仕事にできたら、ハッピーになれることも確かだと思います。
興味の種を見つけるには、日々ぼんやり生きるのではなく、多少の意識をもって「これってどういうことなんだろう?」と、いろいろな物事に興味を持つことです。
そこで自身が打ち込めるものがもし見つかれば、お客様を感動させられる仕事も実現しやすいと思いますし、それはさらに大きな感動となって自分自身に返ってくるはずです。