中国遼寧省大連市出身、中国大連外国語大学日本語学院卒。京都大学人間環境学研究科研究生を経て、京都府立大学大学院を卒業し、日本の繊維関係の会社に入社。大阪本社、東京支社にて勤務後、上海現地法人の責任者として海外勤務。
2018年独立。株式会社ATCを設立し、代表取締役に就任する。
略歴
現在の仕事についた経緯
6歳から中国でダンスを習い始め、将来はダンサーになりたいと思っていました。高校一年生までずっとダンスを習っていましたが、大学受験をするために、やむを得ず中断するしかありませんでした。
受験した結果、大連外国語大学日本語学院に合格しました。ダンスは趣味として再開し、大学時代にはファッションモデルを習い始め、モデルとして大連ファッションショーに連続出場しました。この時期に学んだ服装のコーディネートや歩き方や姿勢などは、自分にとってとてもプラスになり、その後の企画の仕事の中で役立ちました。
大学卒業後に来日し、大学院を卒業して日本の会社に就職して、日中貿易の仕事をやり続けています。今の会社を設立したのは、結婚して子供と家庭及び仕事を両立することが難しいと感じ、独立してフレックスタイム制で働きたいと思うようになったことがきっかけです。現在は、日中貿易の仕事をしています。
仕事へのこだわり
「できない」ではなく、どうすればできるか工夫することです。
仕事も根性が必要です。商品の企画は、言い換えれば会社の課題を解決するということです。企画の中で、いろんな難題にぶつかりますが、この時、すぐに「できない」と言うのではなく、どうすればできるか工夫するという根性がすごく大事だと思います。これにより、他社が作れないお客様のoem製品も、弊社が作れるようになりました。
常に自分自身のもつ無限の可能性を信じ、勇気をもって挑戦するという姿勢がとても大切だと思います。
若者へのメッセージ
現状を否定しながらどんどんチャレンジしましょう。人は変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。しかし、新しいことや困難なことにチャレンジせず、現状に甘んじることは、すでに退歩が始まっていることを意味します。
チャレンジというのは高い目標を設定し、現状を否定しながら常に新しいものを創り出していくことです。チャレンジという言葉は勇ましく非常に快い響きをもつ言葉ですが、これには裏づけが必要です。困難に立ち向かう勇気とどんな苦労も厭わない忍耐、努力が必要なのです。
自分たちにはとてもできないと言われた難しいことをクリアするというチャレンジの連続が、若々しく魅力ある人にするのです。常に勇気をもって新しいことにチャレンジしましょう。