大阪大学工学部卒、大阪大学工学研究科修了（工学修士）。総合商社や大手コンサルティング会社、グローバルメーカーにて、戦略立案、業務改善、商品企画、新規事業立ち上げ等に携わる。日本最大手のレジャー企業では経営企画担当役員として、業務改善や大型アライアンス成立に貢献。投資ファンドを経て2020年より現職。広く飲食の方々にご利用いただく『ファンくる』を、飲食業界における豊富な知見を活かし顧客満足度調査のみならず顧客インサイトを定量化するサービスとし、美容、宿泊、レジャーにも領域を拡大させる。お客様の声を事業価値向上につなげる『ファンくる』を中心に、ファンづくりを科学する最先端企業を目指す。
略歴
現在の仕事についた経緯
当社は、所属していた投資ファンドの投資先であり、2020年2月に出向という形で事業推進支援のためにジョインしました。その後、コロナの影響が飲食業をはじめとしたサービス業全体に拡大していく中で、業績の建て直しに本格的に注力すべく、2020年7月に代表に就任いたしました。
仕事へのこだわり
成果にフルコミットし、そこで最大限のパフォーマンスを発揮して新たなチャレンジの機会を得る、そしていつかは日本に貢献できるような事業家になりたい、というのが基本的な考え方であり、これは今も変化はありません。
但し、新卒時代は一つの会社でどう成長していくかがベースだったのですが、東日本大震災を経て、自分に与えられた時間は有限であり、本当に意味のあることが出来ていたか、という点に強い疑問を抱きました。そのため、可能な限り早く、多様な経験を積んでいくという形にシナリオを変更して戦略コンサルティングファームに転職をしました。
そこで、新卒時代から厳しい環境で揉まれてきたプロパーのメンバーたちとの圧倒的な力量差にショックを受け、成長曲線カーブの傾きをいかに上げるか、彼等に伍していくためには自分の強みにより磨きをかける必要がある、という事を強く意識させられました。
その後、事業会社に転職をし、どう自分なりの価値を発揮するか試行錯誤して、自分なりの戦略シナリオを持った上で、現場に飛び込み本音でぶつかる、熱量で人を動かす、といったスタンスを築き、今に至ります。
座右の銘である「変革は少人数の確信から始まる」は、その後の自分の体験を言語化したものです。絶対にこれなら勝てる、と信じられるシナリオがあるならば、それをとにかく実行に移すことに全力を注ぎ、小さな成功体験でも良いので、同士と分かち合い、仲間を増やしていくことが肝要と考えています。
若者へのメッセージ
人生において、どこで転機が訪れるかは、中々予測できないものです。ただ、ある日突然訪れた転機を上手く掴み、チャンスに変えて浮上できるかどうか。その勝率を自分自身の力で左右できる要素があるとすれば、それは普段からの取り組み姿勢のみと思っています。
例えば、新たな人との出会いは非常に貴重で、転機をもたらす有力なキッカケになり得ますが、その出会いの一瞬で輝きを見せられるかどうかは、普段からアンテナを高く持ち、自分の意見を持つことに懸かっていると思います。その積み重ねが後々大きな差異を必ず生み出します。是非、粘り強く取り組んでいってほしいと思います。