帝京科学大学理工学部卒業。新卒で東京の某人材派遣会社に営業職として入社。その後、退社し東京海上日動火災保険会社に入社。2年半後に父が代表を務める保険代理店に入社。地域に密着した損害保険及び生命保険の募集人となる。現在は、地域に愛される保険代理店の代表取締役として活躍中。
略歴
現在の仕事についた経緯
元々、保険代理店業は曽祖父の代から続いている家業でした。しかしながら、当時はそんなレールの敷かれた人生は嫌だと思い、保険代理店業とは関係のない会社に就職をしました。
就職した人材派遣会社で営業職員として勤務していましたが、その会社が所謂ブラック会社で、日に日に同期・先輩社員が辞めていくといった環境もあり、私自身も約半年で退職してしまいました。
その後、中々やりたいことも見つからず、自身の人生を考えたときに家業の事を思い出し、父に相談をしました。すると「保険代理店業はいきなり出来ないから、まずは保険会社に入社して1から保険営業を学んで来い。」と言われ、保険会社の東京海上日動火災の面接を受けたことがきっかけでした。
仕事へのこだわり
インターネットの普及により様々な情報が手軽に手に入る時代になってきました。保険商品も同様でインターネットで検索すれば、「どこの保険会社が安くて、補償が充実している」といった情報が簡単に手に入ります。しかし、その保険商品がお客様自身の求めている内容にしっかりと合致しているかはお客様自身で判断しなければなりません。
そして、保険事故が実際に起きた際の保険会社とのやり取りは、お客様自身で行わなければいけません。弊社は規模こそは小さい保険代理店ですが、その分フットワークは軽く、お客様一人ひとりとの対話を大切に営業活動をしております。
電話や郵送、メールだけでやり取りを終えるのではなく、お客様専属のリスクコンサルタントとしての価値をお届けしたいと考えて仕事を行っております。
大手代理店のように多数の社員を抱え、幅広い保険会社の商品を扱えるという強みは弊社にはありません。しかしながら、我々の仕事は、保険商品を売ることだけではありません。お客様の抱えるリスクや悩みを解決するためのアドバイザーとしての立ち位置でもあります。
そのために、保険会社が主催する勉強会などに積極的に参加し、日々保険商品知識の研鑽に励み、社員ひとり一人が質の高い保険知識を保有しております。
また、保険はお客様がトラブルに合われた際に、その金銭的な補填を行うものですが、保険金をお支払いするだけではなく、トラブルの解決に至るまでの間に、アドバイスを求められる時があります。
自動車事故が起きた際の対応や、自転車事故などの日常的なトラブル、仕事上の損害賠償請求など、関連した法律知識をどれだけ保有しているかがとても重要となってくるため、常に日々のニュースなどを保険に置き換えて考えるようにしております。
若者へのメッセージ
私自身、まだまだ若輩者であるため失敗もたくさんありますし、為になるようなアドバイスはできないのですが、一つ言えるのは自分の人生なんだから好きなことをしてほしいということです。
私自身そうでしたが、どんな仕事であっても嫌々していては、身につく技術や知識がどうしても遅くなり、その業界や一緒に働いている人の事まで嫌いになってしまいがちだと思います。
たまに学生や20代の方々と話をする機会があるのですが、仕事に求めるものを、休日の多さや残業の少なさを基準に考える方が非常に多いように感じます。
当然、価値観は人ぞれぞれだとは思いますが、仕事を選択するうえで是非、この仕事が面白そうか、将来何かの役に立ちそうかなど、仕事の内面を選択肢に入れてほしいです。そうすることで、それがやりがいにつながっていき、ひいては長く続く仕事になると思います。
どんな仕事でも大変なこと、辛いことは必ずあります。それを乗り越えたときに、人間は成長し、次なる成功への自信につながっていくと私は考えております。