10代でシングルマザーから起業。子育てと仕事の両方の幸せに矢印を向けたウェルビーイング経営を志す。2021年に、自分らしい子育て・生き方を模索する家族が、学び合い、ウェルビーイングを高め合えるオンラインスクール&コミュニティ「genuine.education」を設立。グローバル教育とウェルビーイングの関連性に着目し、地球市民の育成を目的とするグローバル教育を母親目線で体系化した家庭向けオンラインプログラムを開発し、日本全国の家庭に届けている。現在、ウェルビーイングという概念とGDW(国内層充実指数)をアジェンダに、グローバル社会の作り手である「家族」のウェルビーイングを応援し実現するためのプラットフォームの構築を目指している。
略歴
現在の仕事についた経緯
16歳で自分探しの旅に出たものの、19歳で道に迷いました。シングルマザーとなり、学歴も肩書きも何もないところから子育てが始まりました。子どもだった私が子育てをして学んだのは、枠からはみ出る勇気と、自分を信じて生きる覚悟でした。
それからです。「社会で言われていることに違和感がある、でも枠からはみ出るのが怖い」そんな人の勇気や希望になりたい、そう思えるようになったのは。起業を通して、様々なご家族と出会う中で「多様な生き方や人生のストーリーがあるからこそ、1人ひとりが輝ける。自分らしく生きることは究極の幸せ」だと実感してきたからこそ、今の事業があります。
仕事へのこだわり
枠からはみ出ることにワクワクすることです。educationとは、知識、技術などを教え授けることであり、人を善良な人間へと導くこと、人間に内在する素質、能力を発展させ、これを助長する作用です。これほどまでにワクワクすることがあるでしょうか。
この教育の本質を大事にしたならば、枠の中にはまることよりも、枠からはみ出ることのほうが自然な気がします。genuine.educationでこれからやっていくことも、きっと教育という枠組みから、良い意味で、はみ出ていけばいいと思っています。
とはいえ、私たち人間は、人と違うことをすることや前例がないものに不安や恐れを感じる生き物です。ですが、前例がないということは、自らが前例になれるチャンスであると捉えることもできます。そう捉えて、自らが前例になる覚悟で仕事を生み出すことは、次世代が挑戦しやすい新たな社会の土台を作ることに繋がると信じています。
若者へのメッセージ
自分らしく生きる人が増えてほしいと思います。しかし、自分らしく生きるということは、楽しいけれど決して楽なことではありません。「自分を乗り越えてはもっと大きい自分を創っていく。もっと豊かな自分を創っていく。もっと強い自分を創っていく。もっと確かな自分を創っていく。もっと深い自分を創っていく。自分を創るのは自分以外にないのだから。」こちらは東井義雄さんの言葉で、私の座右の銘でもあります。
誰のせいにすることなく、今までも、これからも「自分は自分で創る」、人生はそれの繰り返しです。自分らしく生きるために、自分はいったい何をしたいのか、何をしていると幸せなのか、世の中のために自分は何ができるのかを考えることをいち早く始めてほしいと思います。それが、自分創りの第一歩になるからです。私もそうやって、自分を自分で創ってきました。今も、より良い自分に向けて、自分創りの真っ最中です。