音楽活動を経て25歳から理学療法士養成校へ入学。理学療法士として臨床業務、学会発表、中間管理職を経験する。2016年に株式会社NEXT LEVELを設立し独立。

略歴
現在の仕事についた経緯
会社を創業した一番大きな理由は、共同経営者の山本との出会いです。
私は理学療法士として老健施設、外科クリニック、デイサービスに勤務したのですが、そのデイサービスに山本が相談員兼介護職として勤務していました。
出会った当時から山本は「近い将来は自分で何らかの商売をやりたい」と度々話しており、「あと何年働くか考えてますか?生涯年収は計算してますか?その生涯年収で家族を幸せに出来ますか?」そういう内容の話を私にしていました。
医療・福祉の業界ではそんな角度でモノを考える人は珍しいので、かなり衝撃を受けまして、私の考えが徐々に変化するほど影響されて、会社を作ってみたいと思い始めたことがきっかけです。
仕事へのこだわり
素人の2人だけでゼロから会社を創業しましたので、DIY精神を持って行なってきました。
会社の創業者である以上、経理や事務といった管理業務と並行しながら現場もこなしていき、収支を確認して営業活動もしていくことが弊社のような零細企業では大事だと思っています。
理学療法士として勤務していた頃は、自分の部署・専門分野だけに集中していればよかったのですが、起業後は全く専門外である事務や経理などの業務も行わなければなりません。それぞれ得意としている人を雇えば解決しますが、当然、人件費が発生します。医療法人や大企業の母体もなく、素人2人で創業した小さな会社である弊社が約8年も存続が出来たのは、出来ることは自分でやるというDIY精神が大きかったと思います。
専門外の業務を自分で行うことで失敗もありますが、経営者になった以上は何でも経験してみたいという思いで今後もやっていこうと思います。
若者へのメッセージ
私自身が会社を守るために毎日四苦八苦しておりますので、若者にエールを送れる状況ではありませんが…。
強いて言わせて頂くと、10代・20代で出来るだけ沢山失敗してください。失敗は自分だけの経験ですから、多い方が後々どこかで役に立ちます。
もちろん既に出来ることをわざと失敗する必要はありませんが、自分の能力以上の仕事や、初めての分野にチャレンジすると必ず失敗があります。その時には落ち込んで腐るのではなく、いい経験をしたなと考えればいいと思います。
精神面も鍛えられていきますので、若いうちの失敗は多い方がいいですよ。