Abe Yusuke

阿部 佑介

Bean Bros株式会社 代表取締役/CEO https://bean-bros.com/

略歴

元警察官。警備部特殊部隊SAT、刑事部捜査第一課、刑事部特殊部隊、広域緊急援助隊などで勤務し、34歳の時に警部補で退官。
犯罪者のほとんどは食生活が乱れていることを目の当たりにし、食事とメンタルケアで犯罪を減らすため、米国NTI認定栄養コンサルタントの道に進む。

現在の仕事についた経緯

刑事時代、性犯罪を繰り返してしまう未成年の取調べを担当しました。その少年は学校の成績は悪くなく、運動部でも活躍する好青年でした。取調べをする中で、少年の食習慣が大きく乱れていることを知り、行動の善悪の判断がつかなくなってしまう要因の1つに栄養状態が関係しているのではないかと思いました。
そういった研究はないか調べたところ、アメリカ発祥のホリスティック栄養学に辿り着きました。そこには、栄養状態と心理状態の相関関係が記されており、さらにアメリカでは30年以上も前から、栄養状態と犯罪行動の関係の研究が進められていることを知りました。
この考え方を日本でも広めれば非行や犯罪を減らせるのではないかと思い、現在のBean Bros株式会社を立ち上げました。あらゆるライフステージでの食育や未病改善により、より健康で心地よく暮らせる社会の創造を目指しています。

仕事へのこだわり

「なぜ、なんのため、誰のための仕事か」
どんな仕事も、やる理由と目的を明確にして取り組むこと。理由と目的が、自分自身を駆り立てるものであればあるほど熱中し、命を削る価値があります。必要がない仕事ならその仕事を無くすよう工夫しています。

「我流を讃えず、他流を否定せず」
自分が1番だ、他のやり方はダメだという考えではチャンスを逃してしまいます。どんな人にも良いところがあり、それを吸収し続けられる者が強くなります。井の中の蛙にならず、外の世界の大物を知ること。

「100人に1人の存在になる。それが3つあれば100万人に1人の逸材になれる」
1つのジャンルを極めることはとても素晴らしいことです。しかし、極められるのはほんの一握りの人かもしれません。自分の興味があることを10年やればきっと100人に1人の存在くらいにはなれます。それを3つ掛け合わせれば100万人に1人の存在、つまり稀有な存在になれるのです。

若者へのメッセージ

今の自分の体を使って楽しめる人生はそう長くありません。生まれてから死ぬまでに色んなことを経験し、色んな感情を抱き、魂を磨くのが人生の醍醐味だと思います。
無駄なことはなく、良いことも悪いこともすべてが「経験」として大きな価値があります。
すべてが繋がり、いずれ来る最期を迎えたとき「あーいい人生だったなー」と、死ねれば最高でしょう。何か大きなことを成し遂げたとか、誰かに認められたとかではなく、自分の人生経験に価値があり、今この瞬間の積み重ねが人生であり、毎度この瞬間を楽しむことが人生の醍醐味だと思います。

無駄なことはない。むしろ無駄と思えるようなことも楽しもう。
大きな失敗や挫折も、死ぬときには全て良き思い出になっている。
だから、色んなことに挑戦して、色んな経験をしよう。人はいつ死ぬかわからない。