Akimoto Masataka

秋本眞孝

株式会社コネクション 代表取締役 https://www.connection-fukui.com/

略歴

福井工業大学附属福井高等学校を卒業後、新卒で某めっきメーカーに入社、製造部門を4年程経験、その後技術部門へ異動。
30歳手前で某めっきメーカーへ転職、技術部門の立ち上げ、製造部門の底上げなどに従事。
2018年に独立。
2021年に法人化し、現在めっき製造、研究開発、めっきメーカー様への技術指導などで活躍中。

現在の仕事についた経緯

福井工業大学附属福井高等学校在学中にめっきと出会いました。在学中当時は特に夢と言えるものがなく、なんとなく手に職がついたらいいなくらいに考えており、真剣に就職活動を行っていなかった様に当時を振り返ると思います。
そんな時、就職担当の先生から某めっき会社をご紹介頂き、めっきとは何かも全く知らないまま面接など受け、内定を頂きめっきに従事する事になるのですが、めっきをやりたいというのではなく、断る理由がなかったと言うのが正直なところです。
人にも恵まれ、25年以上めっき処理業を続けてこれたのは、水が合っていたからだと思います。

仕事へのこだわり

私は某めっきメーカーに新卒で入社をしたわけですが、当たり前の話、知識や経験では先輩方には敵いませんでした。
ただ、製造部門にはある程度決まった作業があり、その決まった作業であれば、工夫次第で先輩方より早く、綺麗に対応できるようになりました。
そのため、製造部門での作業に関しては特に改善を心がけていました。
その頃、部署内で慢性的な不具合が発生していました。先輩方はその原因がわからないまま生産を続けており、問題解決ができておりませんでした。その状況を見て、私が手探りで問題解決に取り組み出した事が今に至ると考えています。

めっき工程の一つ一つの行動や工程には理由がある(目的がある)のですが、当時の現場では、その工程の目的や、変化によって起こる挙動を理解はもちろん説明できる状態ではなく、「こうやるように先輩から教わったからこのようにやっている」そんな作業がほとんどでした。
そこを一つ一つこの工程の目的はこれで、この条件が大事なんだ、と少しずつ問題を解決しながらスキルを高めていきました。

若者へのメッセージ

守られている間に挑戦!
個人的には学生時期の起業は大賛成で、もっと積極的に起業して頂けたらと思っています。起業と言うと、大きな資本金が必要だと考えたり、自分には売るものがないなど難しく考えたりするかと思います。アルバイトなどでは自分の労働力を企業に売って賃金を得る形ですが、起業は自分の知恵を対価に変えている形になります。
知恵を売るので、大きな資本金が無くても売るものを作ることができるんです。
例えば、安く販売している物に美大の学生さんに絵を描いて貰い、それをECサイトで販売するなど、自分が絵を描けなくても絵をデザインできる人と物をプロデュースして起業することも可能です。
最近は、副業を許可する企業も増えてきておりますので、副業で経営を経験するのも良いと思います。
自分達で人生を選べるようにチャレンジして欲しいです。