獨協大学法学部卒業。学生時代から「人の役に立つ仕事」をすることが自分の使命だと自覚。様々な経験を経て「中国医学」と出会う。2011年、新宿医療専門学校鍼灸学科を卒業後、鍼灸師として中国医学を実践。患者一人ひとりの身体に合わせた「徹底したオーダーメイド治療」が好評を博している。2020年、「中国医学の専門家」の称号である「国際中医師」のライセンスを取得。著書「東洋のチカラ」はAmazonランキング1位を獲得。
略歴
現在の仕事についた経緯
私は、子どもの頃から「将来は人の役に立つような仕事をしたい」と思い続けてきました。
ただ、自分が何をしたいのかさえ分からず、学生時代は青年海外協力隊の説明会に行ったりボランティアをしたりしながら、進むべき道を模索していました。
そして、道が全く見えないまま周りに流されて就職活動をして、一般企業から内定をもらい、サラリーマンの道を歩もうとしていました。
しかし、入社式の3日前、たまたま友人の家に遊びに行ったとき、お母さんが腰痛改善の施術を受けているところを見かけ、「自分のやりたいことは東洋医学だ!」と気付かされました。
大学では少林寺拳法部に所属し、数々の賞をもらっていた私は、東洋の人体に対する独特な見方に魅力を感じており、身体のことについても関心を持つようになっていたのです。
そして、それが自分の進むべき道なのだと、そのとき初めて気付くことができました。
当初は漢方医になりたくて、改めて医学部に入り直そうと決めたものの、費用面など含めて医学部に入るのはハードルが高く、断念しました。
そこで、会社員として働きながら資金を貯め、専門学校に通い、鍼灸師の資格を取得しました。
仕事へのこだわり
医者になることを目標に頑張っていたころから「医者になれたら誠実に真心を込めて患者さんと接したい」と思っていました。私の院の名前「誠真堂鍼灸院」は、初心を忘れることなく誠実さと思いやりを持った施術を行う鍼灸師であることへの誓い、といった意味合いがあります。
鍼灸院にお越しの患者様は、ご自身の健康状態に不安を感じていらっしゃいます。だからこそ、患者様のお身体を自分の身体のように大切にし、細かい心配りを忘れないことが、私のこだわりです。
常に、患者様の気持ちに寄り添った施術・対応を行うこと。これを生涯忘れずに仕事を続けていきたいと思っています。
若者へのメッセージ
まずは、何事を行うにも大きな目標を持ってください。そのスケールは、会社や地域にとどまらず、日本・世界にまで広げていってください。そうすれば、今の自分の歩んでいる方向が正しいのか否か、判断しやすくなります。そして、これから何度も繰り返すであろうミスや挫折も、乗り越えることができます。
若いうちは、勢いもあり、何をやっても大目に見てもらえるメリットがありますが、そんな時期にこそ大局を見て、自分の20年後の姿を想像して、今の大切な一歩を踏みしめながら歩んでいってください。そして、将来出会う人たちの笑顔を創り出すための一歩を今日から踏み出してください。