Bando Ryosuke

坂東 亮輔

株式会社Lapist 代表取締役 https://motomachi-gym.com/

略歴

北海道北翔大学卒業。北嶺中高等学校の保健体育科教諭に就任。
その後、RIZAP株式会社に入社し、パーソナルトレーナーとして勤務した後、RIZAPグループ株式会社に異動し、教育を担当。3年後独立。
現在はジムやサロン、整体、広告、イベント事業の経営など、美容健康業界を主戦場とし幅広く活躍中。

現在の仕事についた経緯

スポーツが好きという理由で漠然と体育教師の道へ進み就職しました。
生徒と触れ合う中で、授業をしている時よりも、部活動や放課後に生徒とコミュニケーションを取ることの方が楽しくなりました。大学在学中に教職課程と同時にトレーナーの勉強もしていた為、教師という立場よりも身体やスポーツを教えてくれるお兄さんというポジションとして定着していった気がします。そこでやりがいを感じた私はトレーナーの道を目指し始めました。

未経験OKという理由で大手パーソナルジムに入社し、がむしゃらに頑張った結果1年で試験に合格し、本社異動となり教育研修担当という大役を担当させていただきました。
その後、独立し、たくさんの人に寄り添い、勇気を与えるという使命を胸に独立に至りました。

仕事へのこだわり

大切にしてきたことは勉強とアンテナを張ることです。

まだ駆け出しの頃は、影響力を持ちたい、説得力をつけたいという理由もありましたが、そもそも好奇心旺盛だったということもあり、勉強して新しく知識が付いてくるのが楽しくて仕方ありませんでした。なかなか勉強の時間が取れないとストレスを感じる程でした。ただ自分が関わることは全て知っておきたいという気持ちがありました。

いきなり特定の分野の専門家になることは正直難しいです。経験や継続的な勉強が必要で、時間が無限にかかります。まずは50%でも幅広く知識がついてくると、何事もある程度は対応できますし、クリエイティブなアイデアが生まれやすいです。アイデアは自分の脳みそに入っている情報の範囲内でしか生み出せないと思っています。苺と大福を知らなければ、くっつけて苺大福にしようなんて思いもつきません。そういう意味ではその時々に必要な知識やその周辺知識を勉強していったことで思わぬ収穫があり、今に活きていると感じます。『広く浅く』、その次に優先順位を見極めて『狭く深く』が私を作った勉強面でのルーツです。無知は罪と肝に銘じています。

常にチャンスには敏感でいようと思っています。なので準備しておくことが大切だと考えています。具体的にやっていることは、これ使えるなとか面白いと思ったことは何でもiPhoneのメモに貯めるようにしています。何かの単語でもセリフでも、誰かと話している時、映画やYouTubeを観る時、本を読んだ時、電車で盗み聞きした時、少しでもひらめいた時は後から見返せるようにメモをしてアイデアのネタ帳を作ります。ネタには鮮度やタイミングがあるので、常に数十個くらいストックしておくようにしています。そして定期的に貯めたネタをマインドマップでもタスクアプリでも何でも良いですが整理しながら空想に耽ります。思わぬタイミングで点と点が線になるタイミングが訪れます。それが一つのチャンスです。私にとって、チャンスに敏感でいる為のツールの1つがネタ帳です。

若者へのメッセージ

私もまだまだビジネスで言うと成人していないレベルの人間です。そんな私が、私よりも若い方へ感じることは『恐怖』と『羨ましさ』です。
私は思い返すと、もっともっと過去に頑張れた瞬間があったはずです。大学時代にもっともっと勉強できることがあったはずです。社会人になってから大学に通い直したいと思ったこともありました。私はそこに劣等感を感じていたからこそ巻き返そうと思って努力をし始めました。それだと遅いです。何事も遅いなんてことはないのですが、やはり遅いです。
皆さんはこれからたくさん考える時間があり、たくさんの選択肢があり、いくらでも軌道修正でき、パワーがあり、そして未来があります。10年後、あの頃は頑張ったと胸を張って言えるようになってください。後悔したくないのであれば暇を潰さないでください。頑張ったと言えるのであれば何でも良いと思います。時間を潰すのはゆっくり自殺するのと同じです。今の時代SNSやYouTubeでも簡単に情報が取れますし、年齢だけ重ねて時間が止まっている大人なんて、本気で行動したら簡単に抜けると思います。そのくらい『若い』というのはすごい財産なんです。本当にそう思っているからこそ皆さんのポテンシャルに恐怖と羨ましさを感じます。
そしてそんな皆さんと一緒にお仕事ができたらいいなと思っております。応援しております。