Chiba Ryunosuke

千葉 龍之介

株式会社リーフテック 代表取締役社長 https://www.leaf-tech.co.jp/

略歴

筑波大学システム情報工学研究科を修了。新卒で某大手教育会社に入社し、システムエンジニアとして教育アプリケーション、新規タブレット教材を開発。2社目は、大手コンサルティングファームでITコンサルタントとして従事。プロジェクトマネージャーとして、主に中堅・大手企業を支援。
「優秀中途社員賞」及び「上司になってもらいたいリーダー大賞」を受賞。
その後、行政機関にて中小企業を支援するためのシステムやデータベースを開発。現在は、ITコンサルティングを事業とする株式会社リーフテックを設立し、代表取締役社長に就任。

現在の仕事についた経緯

コンサルティングファームに勤めていた際、東日本大震災で被害に遭われた中小企業を、国と合同で支援するPJがありました。そこでは、今までのクライアントとは全く違った属性の、「何から手を付けよう」「来週をどう生きよう」といったレベルの、今まで対峙したことのない深刻かつ緊急な課題を抱える経営者様たちを支援しました。
信頼性の構築には大きなハードルがあり、業務もハードでしたが、PJが完了した頃には、涙を流しながら感謝の言葉をいただき、感じたことのないやりがいを覚えました。衝撃でした。
そういった経験から、自分は大手では手が届かないような小規模事業者の強い味方になりたいと強く想う様になり、起業に至りました。

仕事へのこだわり

お客様に対して、「支援者」と言うより「当事者」として接するということにこだわっています。
同等のスキルレベルのコンサルタントだったとしても、第三者としてサポートしていくというスタンスの者と、ご支援先の社員の一人としてコミットしていこうとするスタンスの者とでは、その結果や重要な局面での対応に大きな差が生じると思います。
こういうスタンスを意識することで、第三者の観点からお客様目線の答えを出すという、内部の方だけでも、外部に頼むだけでも難しい、当社ならではの支援ができているのではないかと思います。

若者へのメッセージ

アドバイスになるか分かりませんが、夢や目標を持っていることって、仕事を前向きに考えたり、人生を豊かにしたりする上で大切だと思います。それらを持っている人は、やっぱりパワーがありますし、話をしているときの目の輝きが全然違うんですよね。なんかこの人楽しそうだなと思います。
そういう意味では僕も負けていないつもりです。起業するにしても、新たな事業を始めるにしても、上手くいく保障がないものは、すごく不安になりました。しかし、「これで夢に近づいている」「自分、今めちゃくちゃ進んでる」という実感があったので、そういう不安よりも、充実さや楽しさが増していきました。100点ではないかもしれないけど、1歩踏み出せたんだから合格という気持ちになれるんですよね。
とは言え、夢って何だよ?そんなの特にありません。という気持ちもすごく分かります。そんなときは、いろんな人に会うことがお勧めです。毎日決まった人と接して、同じことを繰り返している内に、いつの間にか自分の視野を狭めていたということは良くあると思います。
いろんな価値観に触れて、何かにピンと来た時に、その気持ちを大切にして欲しいなと思います。