Fujiki Masahide

藤木政英

メディテクス株式会社 代表取締役 https://meditecs.co.jp/

略歴

九州大学医学部医学科卒業。国立がん研究センターなどでの勤務を経て、2022年メディテクス株式会社設立。

現在の仕事についた経緯

私はこれまで医師として大学病院などで勤務してきましたが、今振り返ってみると、医学部を卒業した後の最初の10年間は知識や技術を向上させることに集中していたように思います。
もちろん医師は何歳になっても勉強を続けないといけませんが、医療は病気やケガの患者さんを救うためにあるものなので、医師としてどうすれば多くの方のお役に立つことができるのか、ということも重要なことだと徐々に考えるようになりました。
私は今でも臨床医として日々患者さんの診療を行っていますが、私たちなりの方法で多くの方のお役に立ちたいと思い、2022年にメディテクス株式会社を設立しました。

仕事へのこだわり

医師は知識や技術をお互いに教え合い、情報を共有することで、より良い医療を構築していこうとする文化があります。しかし、現状では学会や論文、教科書など、少し敷居が高い方法でしか情報を共有することができません。また、多くの医師は臨床や研究に忙しく、自分の専門分野以外の領域の情報まで得ることは容易ではないと感じています。
私たちは、医療情報を容易に共有するプラットフォームを提供することで、多くの医師のお役に立ち、最終的には患者さんのお役に立つことができることを目指して運営しております。
現在は医師が情報共有できるサイトの運営が主ですが、進行中の事業がいくつかあります。そうした事業を成果として社会に出すことができるには数年はかかる見込みなので、毎日少しずつでも前進していきたいと思っています。

若者へのメッセージ

仕事というのは長い時間を費やすものですし、人生の大部分となることが多いと思います。そのため、若者は自分の仕事を選ぶときに、「自分の興味や関心」だけでなく、「仕事を通して人の役に立つ」という視点も持つ方がいいです。
仕事のやりがいや満足度は、どれだけ深く人の役に立つことができたか、が決めると思います。若いということはそれだけで大きな可能性を秘めていますし、今は容易に情報を得ることができる時代なので、自分の価値観や好きなことを徹底的に考え、多くの人を幸せにするような仕事を見つけてもらいたいですね。