Fujimura Yuka

藤村侑加

PReA株式会社 広報コンサルタント/代表取締役 https://www.prea-inc.com/

略歴

東京女子大学でコミュニケーション学を専攻し、番組制作やテレビ、ラジオ出演などメディアの仕事に複数携わる。
卒業後はDHCの広告宣伝部において広報を担当。転職し、リクルートで採用コンサルティング営業に従事。その後、複数企業で広報業務やWebマーケティング、採用業務を担当する。
2021年に広報コンサルタントとして独立。2022年にスタートアップ企業への広報支援を行うPReA株式会社を設立し、代表に就任。

現在の仕事についた経緯

数万人の営業パーソンの知見を共有し合い効率的に顧客課題解決に取り組めるリクルート。一方、転職先の1名体制で旧態依然な広報部門。そのギャップにもどかしさを覚え、広報の効率化に8年間取り組みました。その時に考えたことや実践したことを情報発信し、反響を得たことがきっかけで広報コンサルタントとして独立し、PReA株式会社を設立しました。
また、共働きだった両親を見ていて、高校生の時から働き方に関心を持っていました。生産労働人口は減少し、約1.8人で1人の高齢者を支える社会になるといわれています。社会変化によって起こる問題や自身の結婚や出産、育児で感じた課題を解決する仕組みづくりにPReAでも取り組みます。

仕事へのこだわり

20代は目標達成意識が強く、不器用なので「フェラーリのエンジンを持つマーチ」と言われることもありました。でも今は協調・協働型にシフトしました。なぜそうなったのか振り返ってみます。

ゼネコンの父と、広告会社の母に影響を受けました。
「侑加は感受性が強く反応しすぎだ。世の中の情報を真っ直ぐ鵜呑みにせず、自分でどういうことか考えなさい」。中学時代の父の言葉は今でも残っています。これが情報とは何かを考えるきっかけでした。
母からは「この先自分の意思を貫き、身を守れるように、お金だけは貯め続けること」を教えられ、投資、資産形成を早々に考えるようになりました。きっと母は社会における女性の風当たりの強さをそれとなく教えてくれたのだと思います。
大学時代はミスコンで優勝しました。華やかな世界からのスカウトに迷いましたが「自分の若さだけが評価されているのではないか。これは一過性ではないか。」と思い、お断りしました。20代は修行と位置付け、持続可能な職業を選び「力が身に付く方」を選択基準にしていきました。
リクルートの社内公募試験では、尊敬する役員から「MVPなど成果を出す人は大勢いる。その中でも『あの人は圧倒的だね』と言われる結果を作って戻っておいで」と言われて火がついて…。
壁の連続で、家でも会社でも泣き続けた時期もありましたが、同僚に何度も助けられ、翌年どうにか全社アワードで最優秀賞をいただき、公募試験もパス。ただ、1年直走って到達したのに幸福度が下がった感覚が残りました。
たまたま、個人達成よりチーム達成が幸せという発見があり、協調・協働型にシフト。
さらに今は、M字カーブ問題の年齢に入り、家族のために時間を使う必要があるため、短時間での成果創出を心がけています。

若者へのメッセージ

20代はお金がない。30代は自分の時間がない。40代は体力がない。時間と体力がある20代は挑戦と自己投資ができる特別な世代です。
新型コロナウイルスの感染拡大や戦争の勃発など、世界の先を見通すことは難しいですが、20代の位置づけは変わらないはずです。今だからこそできる学びや旅行、人脈作りにもなる出逢いをいっぱいしてみてください!
そして、今までのやり方が正しいとも限らない、上司でも答えが出ないような問題もあると思うので、ぜひ自分の考えを信じて楽しく突き進んでもらえたらなと思います。応援しています!