愛知医科大学医学部 卒業
西尾市民病院 研修医
愛知医科大学病院 泌尿器科勤務
岐阜社会保険病院 泌尿器科勤務
JCHO 可児とうのう病院 泌尿器科
恵那市 中部クリニック 院長
2022 年 はら泌尿器科クリニック 開院
略歴
現在の仕事についた経緯
西尾市民病院での研修を終えてからは、一貫して泌尿器科で研鑽を積んできました。
最も長く在籍した可児とうのう病院では、数多くの手術を手がける傍ら外来診療にも応じ、学会発表にも積極的に取り組むなど、忙しいながらも充実した毎日を過ごしていました。そんな私にとって、自身のキャリアを見直すきっかけとなったのが「手術支援ロボット」の登場でした。手術支援ロボットによる前立腺全摘除術が保険適用になるなど、今後はロボットを用いた手術が主流となることは明白でした。
医師としての今後を考えていた時に、可児とうのう病院でも診療体制を刷新する動きがあり、外科手術の第一線から退き、新たな一歩を踏み出すことを決意。はら泌尿器 科クリニックを立ち上げました。
仕事へのこだわり
「雑用という仕事はない」
自分自身、要領がよく器用な医師の部類ではありませんでした。当時は、与えられた 仕事を一生懸命やらなければ次はないと思っていました。
一つ雑用がクリアできればまた次の仕事が来る。こうした積み重ねで自分自身は医師という仕事をやってくることができました。仕事に重要な仕事も雑用もなく、小さな積み重ねが大きな仕事につながるという考え方を大事に今まで仕事をしてきました。
今後、医療業界は大きな変革の時代を迎えると言われています。 その中で新時代の医療を提供していくためには「新しい価値観の創造」が必要です。
医療業界で新しい価値といえば、とかく高度な医療に目が向きがちです。一方で診察を受ける前の待ち時間や待合室の空間に目を向ける人はあまりいませんでした。はら泌尿器科クリニックでは患者さんに待ち時間を楽しんでいただく、そんな空間と時間の過ごし方を提案しています。メディカルとエンターテイメントをデジタルで融合し、新しい価値の創造をする。これが、はら泌尿器科クリニックの提案する「メディカルエンターテイメント」です。
若者へのメッセージ
「レッドブルのための市場は存在しない 我々がこれから創造するのだ」
レッドブルと言えば『レッドブル翼を授ける』という言葉で有名です。スポンサーとして多くのメディアに露出するレッドブルではありますが、創業者であるディートリッヒ・マテシッツ自身は、マスコミが嫌いで、その言葉を聞ける機会はほとん どありません。そんなマテシッツがレッドブルを設立するために最初につくったプレゼン資料に刻んだのが、この名言です。
いまは様々な価値観があり、なかなかこれがヒットすることは難しいと思います。でも多くの創業者がこうした新しい価値の創造にチャレンジし続けた から今があります。そして、あたらしい価値の創造にはいつもどこかにヒントが転がっているものです。
現状に不満を持つことが新しい価値の創造を生みます。自分自身、このクリニックを立ち上げる時に一番考えたことは、患者さんの待ち時間へのクレームをいかに減らすかということでした(笑)。仕事をする上で、やらされる仕事はきちんと一つ一つやっていく上で、自ら創造する 仕事をしていきましょう。応援しています。