5歳から仕事を始め、新聞配達、倉庫作業、飲食店でアルバイトをしながら通学。新卒でホテルに入社、後にリフォーム会社設立に参画。不動産会社に転身し店舗運営の他、人事、内部統制、コンサルティング、研修部門の責任者を歴任。2022年に独立し、現在は“Human Design”と“待遇改革”を軸にした不動産店舗とコンサルティング業を経営。
略歴
現在の仕事についた経緯
2つの異なる業界の恒常的課題を解決する為、会社を設立しました。
不動産業の実態と相違する賃金体系、接客レベル、高い離職率を教育の観点から見直したいと思ったこと、またコンサルティング業の空論と成功事例を商材にし、組織や現場課題を把握せず継続的な発展が定着しない業界体質を自らの手で変革したいと思ったことから一念発起しました。
恩師からの強烈なバックアップも力に変え、この上ない形で船出をしています。こだわりは、同輩の力を借りずイチから事業を作り、生の成功体験を教材とし、2つの業界の課題を掛け合わせるハイブリッドな経営を目指しています。
また、社員の成長を促す為、社内スクールを形成し“勉強し続ける仕組み”作りに挑戦中です。
仕事へのこだわり
社名が仕事へのこだわりです。
「Will」は、英語で「意思(熟考)」「意志(行動)」「決意(決心)」「拘り(信念)」「意欲(気概)」 を意味し、座右の銘でもある「全身全霊」「初志貫徹」「水滴石穿」の想いも込めています。
「Meister」は、「名人」「匠」のドイツ語で進む道、目指すスタイルを極める事を示しています。
子どもの頃から頑固と言われる事が多かった私は、1度決めたら最後まで貫き通す。100%準備ができるまでやりきる。幼稚園の運動会で2位になった時から常に1番にこだわり、2番もビリも変わらないと極端な考えを持った学生でした。
社会に出てからもその思いは変わらず、ビッグマウスでワガママで我が道を行く事を優先しましたが、大人の世界は甘くなく大きな挫折を味わいます。しかし、自身最大の武器である人に恵まれるスキルが発動し、上司、先輩から可愛がられチームとして動く事の大切さを教わります。
私は、世間で言われる努力家ではありません。営業は、専門、一般、流行の3知識を持つ必要がありますが、極端に物覚えの悪い私には時間を使う事でしか解決できなかった為、朝1番に出社し、1番遅く帰社する事でその穴を埋めていました。
また、自らの仕事を後に回し、依頼事を優先し続けた結果、大きな仕事を手にする事ができたのは、大切にしている利他の精神が結果に繋がったものと思っています。
人との繋がりこそが、仕事へのこだわりです。
若者へのメッセージ
「やる気スイッチ」
何かの1番になった事はありますか?
何かに勝った事はありますか?
何かに打ち込んだ事はありますか?
順番をつけない教育が定着した中、順番をつける世界ではいつの時代も羨望の眼差しを集めます。
スポーツに音楽にグルメ…。しのぎを削っている人たちはとても輝いています。
輝いてみえる人は日々もがき精神的に成長します。
人生を考えると「視野」がとても大切です。
例えば、温泉に行くとします。
露天風呂付きの客室にする人と付いてない客室にする人がいます。言い換えれば、付いてる客室を選べる人と選べない人がいるという事です。
選択ができると、自由や幅を手にする事ができます。露店風呂付きの客室でも大浴場で手足を存分に伸ばしたいから、客室にお風呂があっても入らない、だから選ばない。
これが視野の差です。広い視野を手に入れると言う事は、選択の幅を広げるという事です。
転機。
結婚や出産と家族が増える事もあれば、入院や介護と不測の事態に陥る事も…。選択に迫られる事が人生にはつきものです。
選べる幸福を手にするには、時に汗をかき、歯を食いしばり、大きな山を越える事も必要です。
視野は、自分次第で必ず広げられます。広がれば見える世界も変わって、人としても大きくなるのかもしれないですね。