Hatanaka Yutaka

畑中 泰

株式会社ドクナーズ・ジャパン 代表取締役社長 https://www.docnars.com/

略歴

地方局の子会社へ入社し、情報番組やスポーツ番組のアシスタントを務める。
その後、学生時代に住んでいた東京へ舞い戻り、フジテレビのディレクターとしてバラエティ、情報、報道番組に携わる。
2004年4月 フリーディレクター・プロデューサーとして独立。
2012年10月 東京港区に会社を設立。Web-CMなどを中心に動画制作とナレーターマネージメントを行う。
2018年4月 ドクナーズ・ジャパンに社名及び組織変更を行い、ドローン撮影部門を設立。
現在は、動画制作を中心としているが、首都圏にタクシーや教習所を展開する飛鳥交通グループの一員として飛鳥ドローンスクールの事務局長も務める。

現在の仕事についた経緯

15年くらい前に海外へ行った時、街中で静止画が何枚も変わって行く看板広告を見かけました。当時の日本ではあまり見かけなった手法の為、私は「今後日本でも看板は動く広告が主流になる」と思いました。
その後、ネット上にも広告が出て来ましたので、「これからはTVではなく動画広告だ」と思い、TVの仕事を辞めて企業を相手にWeb-CMの制作を行うことに。
しかし、Web-CMと言っても、当時はまだそんな言葉を使う人は殆どいない頃でしたから、中小企業を相手に「TVCMは打てなくてもこれからはWebで御社がCMを流す時代になります」というPR文句で営業して歩きました。
今は、「Web-CM」も「動画」という言葉も両方が浸透し、Webはもちろん、駅構内や電車の中、そして街中でも動画広告を見かけるようになりましたから、あのとき自分が思い描いた未来への予想は概ね合っていたと思っています。

仕事へのこだわり

自分達が提供している商品サービスはクライアント様の悩みや課題を解決することです。
そのため、きちんとヒアリングをして、クライアント様のプロジェクトを成功させることが、何より一番大事だと感じています。決して自己満足で作品を作っているのではありません。
仮に作品ならマーケティングを考える必要がなく、時間やコストもかけて、自分の作りたいものを世の中に送り出して行けば良いと思いますが、自分は作品作りをしている訳ではありませんので、マーケティングありきだと思っていますし、納期やコスト管理も全てベストな状態を保ち続ける必要があると考えます。
それだけではなく常に改善し続けることも忘れてはいけません。
具体的には、以前2ヵ月かかった作業なら今度は1ヵ月半でやってみようとか?
改善と挑戦の繰り返しです。

プロジェクト終了後にクライアント様から、「困っていたことを解決することが出来た!ありがとう」という声を頂けるよう、日々努力を重ねています。
自分の考えた企画や作ったコンテンツで困っている人や企業を助けることが、今の自分に課せられた使命であり、自分の仕事の答えそのものでもあります。

若者へのメッセージ

今は、少しの費用で撮影機材や編集機材を手にすることが出来ますから、誰もがコンテンツを作り、情報を発信して行くクリエイターとして活躍出来る環境が整っています。
しかし、それは同時に横並びの激戦区で戦うハメになる可能性も含まれています。
そこに陥らないよう頭1つ飛び出すには、まず何かの専門家になることです。
人から「〇〇のことなら君には構わないよ」と言われるくらいになれば戦わずして勝てるのではないでしょうか?
仮に、「これだ!」ということが見つかったら最後まで諦めずにその道を突き進んで下さい。
そして自分の限界は自分で決めないでください。
人は魅力的な人のところへ集まって来ますので、いつか自分の周りにたくさんの人が集まって来るようになるまで諦めずに歩み続けて下さい。
僕は皆さんのことを応援しています。