Hayashi Eiji

林 英司

ネクスプロイド株式会社 代表取締役 https://job-cs.com/

略歴

2011年にレバレジーズ株式会社に入社。企業とエンジニアのマッチング事業を担当。事業責任者を経て、レバレジーズのグループ会社であるレバテック株式会社の代表執行役社長に就任。レバテック単体売上を80億円から300億円になるまでに牽引した後に経営コンサルタントとして独立。
多くの企業が社員教育・採用に悩んでいる状況をあらためて実感し、ネクスプロイドを創業。キャリアコンサルタントの国家資格を保持しており顧客との直接の関わりを何よりも大事にしている。

現在の仕事についた経緯

世の中に良い組織を作るためには、まず事業としての成功や安定が必要不可欠ですが、そのキーファクターとなる人材は社会の変化によって変わってくると考えています。
そして今現在その成功要因となる職種がエンジニアとカスタマーサクセスであると確信しており、その中でも歴史の浅いカスタマーサクセスの領域において価値を発揮したいとサービスを立ち上げました。

仕事へのこだわり

ひとつ目は、今自分が価値を出せるポイントはどこかという点を常に考えていました。
これはできることしかやらないということではなく、できないことでもできる人より成果を出すためには何かすればいいのかという考え方に近いです。
自分が何のスキルもない時には行動量だけで価値発揮するしかないと考えて、とにかく量をこなす時期もありましたし、人がやりたがらない仕事をやれることも一種の価値と考えて、範囲外の仕事も積極的に関わっていきました。

ふたつ目は、シンプルに成長のためにはより多くの仕事を短い期間で経験することが重要ですので、仕事が振られる人間であろうと心がけていました。
上司や同僚が「林に頼めば最後までやりきってくれる」「林はどんな仕事でも断らない」と思っている状態を作れば、自分がやりたい仕事ではなくても、何かしらの仕事は集まってくるだろうと考えていました。
そしてどんな仕事でもやりきって成果を出すと、より他の人が経験できない難易度の高い仕事を任されるようになり、良い循環の輪に入ることができました。

若者へのメッセージ

とにかく他者からのフィードバックを大事にして欲しいです。自分が何者であるかは自分だけでは決めることができません。社会では他者の評価が「自身が何者か」を形成していく側面があります。
これは他者の評価を気にして仕事をしろという意味ではなく、自身が価値を与えたと思っていたり、得意だと感じたりしていることは、他者や社会からの視点から見たときはその限りではないということです。
例えば不得意であることは自身にとっては難易度が高いため、やりきったときに達成感があったりしますが、もともと得意な人からすれば難易度も低くあっさりと実行します。
この時に自分の世界だけの視点で自己評価をすると「難しいことを乗り切れた」という事実から苦手なことを得意なことなのかもしれないと勘違いしてしまうことすらあります。
自分が何で価値発揮できる人間なのかを知ることは常に重要です。そのためにも第三者からのフィードバックを受け止めて、そこからキャリアを描いていくことを始めて欲しいです。