Hiramoto Issei

平本 一星

消防士ゼミナール 代表 https://shoubou-juku.com/

略歴

文教大学文学部卒。新卒で大手企業に入社、その後消防官へ転職。怪我や家庭の事情で退職後、ITベンチャーに入社しマーケティングに携わる。働きながら株式会社を起業し独立。消防官採用試験全国1位の合格実績・生徒数を持つ予備校講師として活躍中。

現在の仕事についた経緯

大学卒業後、新卒でそこそこ大手企業に勤めていましたが、やりがいをあまり感じられず「もっと人の役に立つことをやりたい」と感じ、土日に被災地ボランティア活動をしていました。
現地では瓦礫の撤去や泥だし、被災者の方に声かけをし、そのときに「人命救助を使命とする仕事は直接人の役にたてて、魅力的だ」と肌で感じました。そして働きながら消防士の公務員試験を受け、合格し消防士になりました。

消防士は、母子家庭である母の病気や私自身の怪我などの理由もあって、いまは退職しています。その後は民間企業で働きながら株式会社を起業し、消防士を目指す人を全力でサポートしています。

消防士の試験の平均倍率は10倍と言われていて、とても難しい試験です。10人受けたら9人落ちる試験なので、何年も浪人する人も実は日本に何百人といます。
自分と同じような不安を抱えている人がまだ沢山居て、そしてそれを解決するものが世の中にはありません。月額で安く、受かった人が教えてくれる本気のコミュニティがないことに気づき、当時、「消防士だった私の変わりは多くいるけれど、自分の役に立てることはコレだ!」と確信しました。

消防士や人を助けることに対する熱い思いに変わりはないので、いまは講師として活動しています。
それは、働きながら3つの消防士の試験に受かって、倍率20倍の消防士の試験にも総合成績1位で合格して、それまでに何年も苦労した経験があったからです。

今は数ある予備校で、日本一の生徒数になっていて、全国北海道から沖縄まで各地に160人の生徒さんがいます。そして合格実績も全国1位であり、40箇所以上の消防署へ合格者を送り出してきました。
このFFS消防士ゼミナールのコミュニティは、目指す自治体は違えど、消防士への合格という、みんなが同じ目標を持った熱いチームです。

仕事へのこだわり

ユーザー目線=受験生目線を徹底して考えることです。私も苦労して悩んで、遠回りして、成し遂げた1位合格でした。
私はしくじり先生とも言えるので、苦労した経験や失敗した経験も元にして教えています。

面接では、
・なんで大手の民間企業から消防士になりたいのか?
・今の仕事じゃダメなのか?
・警察や自衛隊じゃなくてなぜ消防士なのか?
そういった質問がきます。
面接官の方がそう聞く理由もわかるので、同じチャレンジをする生徒さんに面接で大事なことを惜しみなく教えています。

例えば、
・消防官に必要なものはなにか?
・求められる力はなにか?
・合格するために面接より前に自分が行動すべきことはなにか?
・面接官を納得させるために日頃なにをすればいいのか?

この試験に受かるために1番役に立つのは、「何回も落ちて失敗した結果、リベンジして受かった人」から教わることです。失敗経験のほうが多くの人がやってしまうので、価値のあるものだと考えています。

生徒さんの中には、6年間落ち続けた人のちに受かった方、フリーターから倍率55倍の日本で1番難しい自治体の試験に合格した方もいます。中々受からない試験だからこそ、生徒さんが合格したときはとてもやりがいを感じています。

もし万が一落ちてしまった方には、民間企業への職業支援もおこなっています。私も民間企業から消防士に転職したため、次の年に必ず消防官になれるようなサポートを用意しています。
生徒一人一人に対して民間企業宛の推薦状を書いてあげたり、履歴書などを書いてあげたりして、アルバイトで浪人するのではなく、正社員の就職まで導きます。
このように生徒さんのキャリア支援まで一人一人を「人生単位でサポートし助けていく」予備校としています。

若者へのメッセージ

私は20代ですが、同世代としてアドバイスします。

私の座右の銘は、「人よりも行動することで人生は変えることができる」です。
行動することで多くの気付きがあり、多くの人と出会い、価値観に触れ、時にはアドバイスをくれる人にも出会えます。そうして段々と今の自分にはないものを得て、今までやってきたことのないことにチャレンジし、変わることができます。

これはシンプルなことですが、なかなか多くの人はできないことです。特に社会人になると、「言われたことをやる」ほうが楽だと感じる人が多いと感じます。逆を言うと、行動できる人は少ないのでチャンスは多いです。

そうしてなにか行動し続けたら、同時に自分の中に積み上がるものが増えていきます。
この「行動」とは外に出ることだけでなく、自分がやると決めた作業に没頭することでもあります。
私はひたすら行動し続けてきました。大変なことばかりでしたが、自分がこれだ!と感じたことに打ち込んで、積み上げてきました。
YouTube投稿、動画編集、撮影、台本作り、ホームページ作成、予備校の教材作成、プランとサポート内容の考案、試験の講義、生徒への個別対応、イベント企画など、壁に当たることももちろん日常茶飯事でした。

私たちの生活には、テレビ、YouTube、アニメ、Netflix、TikTokなど何時間でも暇を潰せる、たくさんの娯楽があります。もちろん、私もよく情報収集のために見ます。
20代前半の当時の私は1日中それらを見ていた時、自分はいつまで「見る側」なんだろう?と感じたことがあり、今の自分を変えたい、現状を変えたいという想いから行動を始めました。

私は人生、仕事、周りの方との人間関係にとても満足しています。とはいえそこで終わりにせず、もっと多くのことを学び、まだまだ小さな経営者ですがこれから先もさらに人の役に立てることに挑戦し続けていきたいと感じています。
皆さんもまずは自分のできることから始めてみてください。そして、一緒に何かを頑張れたらとても嬉しいです。お互い頑張りましょう!