1974年に創業した当初は、電話転送装置やFAX付き電話機の販売を行っていました。
そんなある日、クライアントの1人である弁護士事務所の奥様から、弁護士先生が留守の際の電話番が忙しく、外出もままならないというお困りごとを伺い、ひいては電話応答の代行ができないものかと考えたのです。そこでさまざまな研究の末に、ごく小さなコールセンターを開設し、非常に喜ばれたという経緯がありました。
事業としてはコールセンター業務以外にもさまざまに展開していたのですが、電話代行サービスが最もニーズが高いということでこちらへ専念し、今では創業48年、契約企業様20,000社以上の実績を誇るコールセンター、電話代行、テレマーケティングのパイオニアとして、幅広い業種のクライアント様の業務効率化と利益向上に貢献しております。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
「WHY」と「HOW」の精神を大切しています。
つまり、何かが起こった際には「なぜ起きたのか」「どのようにして起きたのか」という風に、まず原因と全体像を掴んだ上で、的確な解決策を講じる。
このようなことを常に心がけて実施するようにしています。
今後の目標
現在は労働人口減少の波を受けて、我々の市場ニーズも非常に多様化、複雑化している部分があります。このような時勢の中で我々がお客様第1主義を実現するために不可欠なのは、DXの強化です。
特に、これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業を代行する高度なデジタル技術RPA(Robotic Process Automation)は、すでに複数の大手クライアントに採用して頂いており、皆様のルーティンワークの自動化に貢献しています。
とある大手のホテルチェーン様は、2020年以降業績があまり芳しくないことから、人手を削減されたのですが、そのせいで電話対応にまで手が回らないケースがどんどんと増えてきました。
そこで電話対応をすべてRPAにお任せ頂いたことによって、スタッフ達はお客様への直接対応に集中できるようになり、大変喜ばれたという事例もあります。
このように、今後ともRPAやAI、OCR(Optical Character Reader)などの技術を積極的に導入し、業務プロセスに変革をもたらすことで省力化サービスに繋げ、クライアントへのさらなる貢献を目指して参ります。
若者へのメッセージ
現在はゆとり世代、Z世代と称されるような若者が社会で多く活躍するようになり、弊社においても、同様の世代の割合が多くなってきています。
皆さんを世代だけで括り、語ることはできませんが、やはり近年のゆとり教育や売り手市場は、若い皆さんからがむしゃらに努力する機会を奪ってしまったのではないかと感じます。
就職活動で100社も200社も受けてようやく内定を勝ち取った人と、1~2社受けてすぐに就職の決まった人を比較すれば、自分の望む結果のために縦横無尽に動き回るという主体性の差は明白でしょう。
そこで私が皆さんに特に大切にして頂きたいと思うのは、チャレンジ精神です。勉強でも、趣味であっても、目標を定め、目的意識を持ってください。
最初は手が届かない夢であったとしても、一歩一歩チャレンジしていくというこの精神が何より大切なのです。
社会に出てからもさまざまな課題はありますが、このときに目的意識がきちんとあれば、「面倒だから」と別の仕事へ逃げてしまうようなこともありません。
そして、皆さんが思うほど人生は長くありません。決して指示待ち人間になるのではなく、主体性とチャレンジ精神を持って、自分で定めた課題から逃げずに立ち向かってください。
そうすれば必ず道は拓け、かつて不可能と思ったことも必ず実現できるようになると思います。