Hiranuma Yasuhiro

平沼 康宏

AIOI-OFFICE(土地家屋調査士平沼康宏事務所) 代表 https://www.aioi-office.com/

略歴

小学校3年生のときに父親が購入しマイホームを建てた土地が悪質な宅地造成業者によって宅地開発された住宅地であったことが判明。住宅地一帯が「地図混乱地域」となり、公共整備がされない、土地の価値が10分の1以下になる、法務局からも土地の権利がないと言われるなど、とても苦労をした経験をいたしました。
そのため、「不動産に強くなり、不動産で困っている人を助けたい」と思い、大学卒業後は京都の不動産会社に就職。7年間勤務しましたが、営業職メインの不動産会社に違和感を持ち、さらに専門性を高めたいと思い、滋賀県の土地家屋調査士事務所に転職。2018年に京都と滋賀の中心である京都市山科区に独立。現在は、より皆さんに親しみやすい事務所を目指してセミナーや定期的な無料相談会を実施しております。

現在の仕事についた経緯

不動産で困ったとき、誰に相談されますか? 
土地家屋調査士はいろいろな不動産の困りごとの相談が来るので、最初に相談する相手としては最善です。しかし、私がこの仕事についたとき、土地家屋調査士のことを知らない人がとても多いことに気づきました。多くの人は不動産会社や弁護士、司法書士などに相談されるそうです。しかし、中には不動産会社は怖い、弁護士は仕切りが高いと考え、誰にも相談しないということもあると聞きました。
その話を聞いて、「もっと土地家屋調査士を知ってほしい、気軽に相談できる土地家屋調査士になりたい」と思いました。現在は不動産の無料相談会を定期的に開催したり、より多くの人に興味を持っていただけるよう測量の技術を使ったメタバースやバーチャルツアーを企画したりして、より多くの人に土地家屋調査士を知っていただく活動を行っております。

仕事へのこだわり

土地家屋調査士のイメージを払拭することに拘っています。
土地家屋調査士のイメージを聞くと、堅苦しいとか職人気質で怖い、古臭いという意見をよく聞きます。そんなイメージを払拭することに拘っています。そのために特に力を入れていることは、新しいことに挑戦すること、皆さんに触れる機会を増やすこと、分かりやすく説明をすることです。

若者へのメッセージ

私が大切にしていることは、様々な人や環境、考え方に触れることです。
一つの物事しか知らなければ、判断基準が1つしかありません。実際はダイバーシティと言われるように様々な考えの人がいます。それらを知ることで判断材料が増え、よりベストな選択肢を選ぶことができると思います。私も本職とは関係ない飲食店の方やデザイン関係の方などとお話しし、良いアイデアを教えていただいたり、また新しいアイデアを思いついたりしております。ぜひ、皆さんには様々な分野に飛び込んでいただき、多くの体験をしていただきたいと思います。