高校中退、フリーターを経て2005年にデザイン会社を共同創業。
2007年、同社取締役を退任後、当時20名程度のベンチャー企業に入社。事業責任者を歴任し、2013年に執行役員に就任。(同社は2016年にマザーズ上場、2017年に東証一部に変更)
2020年、同社の退社とともに、ココノカ合同会社を設立。また、個人としてスタートアップ・ベンチャー企業などへのアドバイザリーや投資も行う。

略歴
現在の仕事についた経緯
これまでの人生の原動力は、強い情熱をもつ仲間への共感と、自分自身の反骨心を源泉に活動に情熱を注いできたことです。
活動の中で得たものは大きく、事業発展のための困難な道筋をクリアしていく中で感じる自分自身の成長や、仲間との出会い、顧客との間に生まれる感動など、様々な充実がありました。
一方で、私には無い、自らの内から湧き上がる情熱・明確な人生の目的がある人達が羨ましくもありました。
そして非常に贅沢な悩みとは思いつつも、我が人生は我がものでしかないと思い立ち、自分自身が納得のできる人生を求めて、小さくとも自らやってみたいと感じることにトライしていこうと思い、現会社の設立に至りました。
ただ、今は私自身まだまだ空虚なままであり、何も成し得ていませんので、投資やアドバイザリーという形で、これまで頂いてきたものをお返しできるよう並行して活動しています。
仕事へのこだわり
一人でできることは限られており、大きなことを成すためには志を共にする仲間が必要、というのはよく言われることで、その通りだと思います。しかしその上で私は、自分に出来ないことが多分にあると気づくこと、それを認めること、他者の自分とは異なる才能を派遣し認めること、そして敬意を持つことが、重要だと思っています。
どうしても人は無意識に、自分に親しい価値観や経験値、あるいは人柄を認め、異質で理解しがたいものを遠ざけてしまいます。
しかし、想像を超える発展は文字通り“思いもよらない”ところから生まれるものです。
だからこそ、自分程度には総じて推し量ることは到底出来ないだろう、という前提に立って、異質を受け入れ、不安定な未来を楽しむ余裕のようなものが、私は必要だと思っています。
若者へのメッセージ
社会的な成功や自己実現も、あるいは誰かを幸せにすることも、一つの目標といえるかもしれません。しかし、それらも自分自身の人生に納得するための過程の一つなのかもしれません。
私自身そもそも答えを出すには未熟すぎますが、最も重要なのは自分が自分であり続けること、というような気がしています。