作曲家・プロデューサーとして、1995年にキャリアをスタート。
安室奈美恵『Hero』や、TEE/シェネル『ベイビー・アイラブユー』、Little Glee Monster『ECHO』など、数多くの作品を生み出す。
2019年末より、飲食店の食事をギフトにできるWEBサービス「ごちめし」をスタート。
2020年、コロナ禍における飲食店支援「さきめし」を開始、日本ギフト大賞・グッドデザイン賞BEST100 及び 新ビジネスデザイングッドフォーカス賞・ACC銅賞、創業役員が2021年ForbesアジアU30を受賞。
著書に「さよならヒット曲」(ぴあ)。
略歴
現在の仕事についた経緯
音楽家になることを決めたのは20歳のころでした。
もともと表に出るよりも裏方志向が強く、バンド活動などもしたことはなく、最初からプロとして裏方になろうと作曲家を目指しました。多くのヒット曲に恵まれ、音楽プロデューサーとしてのキャリアを確固たるものにした時期に、東日本大震災という大きな転機が訪れました。
音楽だけでは救えない、いま目の前で困っている人やお店を食で応援できるようなビジネスを始めたい、と考え、飲食店に登録や決済手数料の負担がゼロの“飲食店のメニューをお食事券で贈るデジタルギフトサービス”「ごちめし」を2019年に発表しました。
競争よりも共創を
東日本大震災のとき、凍えるほど寒い東北で避難所に身を寄せた人たちが暖かいご飯を必要としているときに、音楽ではお腹を満たすことも冷えた身体を温めることもできないことを目の当たりにして、自分の無力さを悔しく感じました。
それ以前も、音楽を通じたチャリティーや社会貢献活動をおこなってきていたのですが、東日本大震災をきっかけに、人とお店と地域にやさしいビジネスモデルを実現すると決意し、Gigi株式会社を立ち上げました。
私たちは、“Your Happiness is My Happiness” をミッションとして、ペイフォワード(恩送り・利他)の気持ちが社会に拡がり循環する、サステナブルで新しい価値観を創造することを目指しています。
飲食店の登録・決済手数料の負担ゼロ、“飲食店のメニューをお食事券で贈るデジタルギフトサービス”「ごちめし」を2019年に発表した後、その先払いの仕組みを生かして“コロナ禍に先払いで飲食店に応援を届ける”「さきめし」を開始、多数の自治体や、企業との協働を経て急速に事業を拡大しました。
2021年に、“まちの飲食店が社食になる”新たな福利厚生サービス「びずめし」を開始して、法人向けビジネスを開始、また、創業当初から飲食店をこども食堂として運営する「まちごとこども食堂」の運営も継続しています。
今後も想いを笑顔でつなぐ事業を実現していきます。