エネルギー業界系コンサルティング会社勤務後、2000年に独立起業し、アーク事務所を設立。
主に創業社長が経営する、中小零細企業を対象に「社長の右腕/番頭サービス」をモットーとしたコンサルティングメニューを提供する。
既存の法人コンサルティングメニューと併せ、2010年より独立起業をめざす個人を対象とした起業・複業コンサルティングメニューの提供を始める。
略歴
現在の仕事についた経緯
20代の前半は、いわゆる「足で稼ぐ営業」をしていました。ビルの最上階から下まで毎日150件を飛び込み営業し、求人広告と名刺の注文を取って歩きます。
ある時、お客様の社長が僕に転職の声をかけてくださり、そこで「提案営業(=コンサルティング営業)」を叩き込まれたのが一大転機でした。その楽しさに目覚めた以降、一貫して“コンサルティング”をキーワードにした仕事を意識し、現在に至ります。
仕事へのこだわり
初めてサラリーマンの仕事に就いた時は、まさに右も左も分からない状態でした。とにかく額にかく汗の量、これが自分の価値だと本気で信じていました。言い換えれば苦労することが仕事、そのことに疑いなど無かったですね。
ところが、後々にコンサルティングの本質を叩き込んで下さることになる社長との出会いが、これを大きく変えることになりました。彼は「君の苦労や辛さはお客様には関係ない」「君の苦労になぜ代金を払うのか?」とハッキリ言い切りました。これまで自身が信じていたものを全否定された衝撃は凄まじかったです。この社長は「お客様のメリットだけを考える」ことを、徹底的に叩き込んでくださいました。以来、それをポリシーと決め、日々欠かさず自分の内で繰り返しています。
お客様のメリットは金銭的な「安さ」ではなく、こちらが提供する「価値」だと。その価値をいかに具体的にイメージしてもらえるかが勝負と肝に命じています。ビジネスとはお客様が手に入れる大きな利益の、ごく一部を還元してもらう行為ではないでしょうか?ですからこちらのメリットが大きくなればなるほど、それはお客様に貢献出来ているという現実の証です。
時には見積もり予算が合わないと言われることもあります。その時は「大切なお客様に安物などお渡しできません」と、真顔でお話をします。これは、先程の前提があればこそです。迷いなくビジネスに集中できる毎日をありがたく思います。
若者へのメッセージ
「夢を目標に変えてみませんか?」とよく若い方にお話することがあります。
じつは「夢」を抱いても誰かに話すことで満足し、歩みが止まっている方々をよく目にするのです。それなら、いっそ「目標」に書き換えることができる夢を探してみるのも一手です。この夢は目標に置き換えられる!と気づくものがあったら、すぐスケジュール帳を取り出します。そして「達成日(暫定でOK)」を書き込んでしまえばいいのです。あらためて、それを眺め逆算したら「いつ、なにをすべきか」が浮かび上がってきますよ。あとはその達成日までの、細かな予定をクリアするだけのことです。いずれ「目標(=夢)」を手に入れることになります。
じつは夢に埋もれている目標があるかもしれない、そう考え直してみるのも有意義な機会と思いますよ。