大学卒業後、住宅メーカーの大和ハウス工業株式会社に営業職として入社。2000年、株式会社ラクーン(現:ラクーンHD)に創業メンバーとして入社。2003年取締役、2010年取締役副社長として、執行部門を統括。B2Bマーケットプレイス事業、B2B決済事業、子会社社長等を歴任し、同社をマザーズ上場(2006年)、東証一部上場(2016年)まで導く。2018年12月に株式会社ビズパを設立。
略歴
現在の仕事についた経緯
新卒時は、会社が大手ゆえに、自分の存在価値を感じにくいことに歯がゆさを感じていました。そんな時、ベンチャー企業の特集に触れ、自分と同年代の社長が生まれている事実や、働くスタッフが自分たちで社会を変える・そのために会社を動かす強い意思を持って働いている姿に大きな衝撃を受けました。
そこから「いつか起業しよう。そしてそのための最良の経験ができる場所に行こう。」と決意し、社会人2年目で株式会社ラクーンへ転職。2000年にスタッフとして入社した後、BtoBマーケットプレイス事業統括等を経験しました。
2010年には取締役副社長へ就任し、2016年に東証一部上場。一部上場という会社としての大きな節目を迎え、自分の将来を考えたときに起業がしたいと思い、2018年12月にビズパを設立しました。
仕事へのこだわり
「難しいからこそ面白い」
私たちは、「広告のプラットフォーム」事業を運営しています。新聞や雑誌・看板などの広告がネットで比較検討・見積・発注ができるサイトです。
広告は、営業担当がメディアを選定し、見積をつくり、受注するというのが一般的で、「ネットで広告を注文するのは難しい」と言われることもあります。
ただ、昔のECサイトも同じでした。現在は服や靴もネットで買う人は相当多いはずです。昔は「アパレルは、実際に触ってみて着てみないと売れない」という意見が大多数でした。アマゾンをはじめとするプラットフォーマーがあきらめずに創意工夫を重ねたからこそ、現在の世界があります。
「もう広告で迷わせない」というのが私たちのミッションです。最適な集客戦略の立案から実行までワンストップでできる環境を創り、最終的には、広告で迷うことのない世界を実現していきたいと考えています。
私たちが挑戦するのは、今まで誰も成し遂げられなかった未知の領域です。難しいのは当たり前。不可能と思える課題も多々あります。そこに果敢にトライするからこそ革新的なサービスにつながると信じています。挑戦をやめなければ、いつかたどり着ける。このスケールの大きな課題を真剣に楽しんで取り組んでいきます。
若者へのメッセージ
自分の成長角度は自分で決めることができます。成長角度を上げるためには、一見回り道に思えるような仕事でも積極的に主体的に取り組めるかどうかが重要です。特に若い時は、ショートカットする方法や合理的なやり方のみを模索すると、将来的には遠回りになる確率が高くなります。
「努力は必ずしも報われない」とか「結果につながらない努力は無駄」などと言う人もいます。
ただ、その人たちは単なる批評家です。傍からみれば無駄に終わったかのように見えるものでも本人の意識次第でそのプロセスを自分が意味あるものにすることができます。
短期的な結果につながらなくても長期的な結果や自分の成長につなげていくためには無駄なものはありません。自分の力で考えながら前に進んだほうが結果として楽な道となります。視点を高く、様々なことに取り組んでください。