Iwashita So

岩下 創

株式会社BACKPACK 代表取締役 社長 https://backpack-tokyo.com/

略歴

東京都出身。食品会社、自動車部品会社での勤務を経て、株式会社SEETHELIGHTに入社。メンズファッションECサイトの運営、クリエイティブ業務に携わる。その後ECサイト運営ノウハウを用いて企業支援をする事業を立ち上げ、担当店舗の売上を10倍にするなど多くの成果を上げる。
2017年、事業を分社化し、株式会社BACKPACKを立上げ代表取締役に就任。ECサイトの運営コンサルティングの傍ら、ロゴ作成やサイトデザインをはじめとした企業のブランディング施策、ライターとして企業のスローガン作成や映画、広告のコピーライティングも手掛ける。

仕事へのこだわり

今の会社名にも由来しているのですが、僕は仕事は「冒険」だと考えています。たくさんの出会いがあったり、美しい景色に出会えたりする一方で、時には長いトンネルに入ってしまったり、大嵐に遭遇したり…。
誰もが当たり前みたいに「仕事」をしていますが、実は一人として同じ道は存在しないし「楽しい」や「辛い」などの一言では表せない奥深さが仕事にはあると思っています。
なので「仕事とはこうするべき」という固定概念をなるべく持たないように日々過ごしています。ただ一つ気を付けているのは「自分で決める事」です。
もちろん色々な方に助言をいただいたり、前例を確認することはありますが、誰のものでもない一度きりの自分の人生ですし「自分で決める」という事をするだけで、手に入れないといけないものや協力してもらいたい人などが自然と整理でき、結果的に物事がうまく進むことが多いように思います。
「何事も主体的に」とはよく言われることですが、その根本はやはり「自分で決める」という事にあるのだと思っています。

若者へのメッセージ

若い方の感性にはいつも学ばせていただくことが多いので、助言のようなものは特にないのですが、仕事という冒険を楽しむために1つだけ提言です。
組織に入ると「同期の絆を大切にしろ」と言われることがありますが、僕は逆に社外やプライベートでの出会いやつながりこそ大切にすべきだと考えています。
所属する組織がいかに大きな企業でも、世間から見ればそこは閉じられた小さな社会です。それでもそこで働いていると知らないうちにその組織の中の世界が「人生のすべて」になりがちです。
すると知らずのうちに冒険を忘れて「誰と誰が仲が悪い」や「誰が昇進した」といった狭い世界の出来事で視界が占領されてしまいます。もちろん、一つの組織でまじめに働くことは大切ですが、あなたの目の前にある世界は実は無限の可能性があってまだまだ未知の冒険が待っています。
社外でのつながりは、そんな狭くなってしまいがちな視界に新たな気づきや発想をもたらしてくれるはずです。上の世代がどんなにお金を出しても、努力をしても手に入らない「時間」という財産をできるだけ広いステージで活用してくださいね!