Kamiya Michie

神谷 実千恵

婚活をサポートする リリーフ 代表 https://www.kisekinokizuna.jp/

略歴

滝高等学校卒業後、中部美容専門学校経て美容師に。名古屋栄の三越内の美容室に入社し、6年間美容師をするも腰椎ヘルニアが悪化し退職。(当時の女性はクリスマスケーキに例えられ、事務職で25歳を超えた女性を採用してくれる企業がなかったため)短期医療事務講座で医療事務の資格を取得。医仁会大口クリニック(現:さくら総合病院)に就職。さらに珪山会鵜飼病院で経験を積み、知り合いのコンピューターシステム会社の医療事務事業部の立ち上げメンバーとなる。12年在籍後に独立。フリーランスで医療事務実務&指導・医療スタッフ向けコミュニケーション講座を行っている。50歳から始めた自分の婚活がきっかけで、後に婚活サポートコーチとなり現在に至る。

現在の仕事についた経緯

30代前半に結婚と離婚を経験した後は独身でした。50歳直前、急に寂しさと恐怖が襲ってきて不安から婚活を始めました。
婚活を始めたら若い頃と違い、男女共お互いに背負っているものがあり、且つ独自の人生論を持っていて、交わるのが難しい年代になっていることを実感しました。
話し合いでお互いが納得できる着地点を見出すことが必要だと思いました。それで、コミュニケーションや心理学を学び、トライ&エラーで自分なりの成功の法則を作りました。その法則を婚活で悩んでいる周りの女性達に伝えたら全員結婚しました。
「もしかしたらもっと広くこの法則を伝えたら、苦しい婚活を減らすことができるのではないか?」そう思ったことが婚活サポートコーチになるきっかけでした。

仕事へのこだわり

結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティも相手を紹介することで婚活をサポートしていますが、私は相手を紹介しません。そのほうがその方らしくしていて、理想のパートナーと出会える婚活をサポートできるからです。
理想のパートナーはおひとりおひとり違います。そして、出会う場所も違います。だから、あえて紹介する場所を持たないようにしています。仮に私が結婚相談所をしていたら、本当は別の場所で探すほうが良い方にも結婚相談所を勧めたくなりますから。

また、「30年後も幸せな結婚」をしてほしいと思っています。直ぐに離婚するような相手と結婚をしてほしくありません。辛い婚活が続くと「誰でもいいから結婚したい」とか「自分を選んでくれるだけでもありがたい」などと思ってしまいます。それで、妥協に次ぐ妥協で、ご自身が結婚したい相手と全く違うのに結婚してしまったりする。結婚後でも相手の魅力に気づき、お互いに愛情が持てるようになれば良いのですが、多くの場合で愛情が持てなくて離婚になってしまいます。

やっと結婚したのに離婚したら反動が大きすぎて、立ち直れないくらい傷つきます。そうならない為には“どんなことでも話し合う”ことができる関係性作りが必要です。
そのポイントは、
1.相手を思いやる心配り。
2.自分の考えや感情を相手が理解できるように伝える。
3.お互いが納得できる着地点を見出すまで話し合う。
これって愛がないとできないことです。愛しているからできるのであって、どうでもいい相手にはできません。
だから、婚活の時から、“どんなことでも話し合う”地盤を作ることを意識して関係性が築けたら、結婚後も自然なかたちでその関係性を続けることができる。そういうことを意識してお伝えしています。

若者へのメッセージ

若いと社会経験が少ないが故の苦労があります。私もそうでした。社会の仕組みに感心したり、理不尽さに悔し涙を流すこともありました。本当のことをいえば、悔し涙の方が圧倒的に多かった(笑)
先輩のミスを私のミスにされたこともありました。自分がされて嫌な思いをしたことを、気が付いたら自分も誰かにしている。自分の経験を活かしてない。「こういうことをされると嫌な思いをする。じゃあ、自分は後輩にしないようにしよう。そのためにはどう振舞えばよいのかな?」と考えていない。それを考えることで別のお手本を作ることができます。
それは、周りへの愛が深くなる。感性や発想が豊かになる。企画力が養われるなどの経験に繋がります。「若い時の苦労は買ってでもしろ。」といいますが、本当です。同じ内容の苦労でも若い時なら耐えられても、熟年になって初体験だと耐えられないことがあります。若い時にしかできない苦労があるのです。その苦労経験を多方面に展開させ苦労を“苦労”から“良い経験”に変えてほしいです。
若い時に“良い経験”に変える術を身につけていると熟年以降の苦労が“苦労”でなくなります。難なく対応できるから大したことに感じません。
20代の過ごし方がその後の人生に大きな影響を与えます。ぜひ、 “良い経験”を増やして輝く20代にしてください。