Kinoshita Santa

木下 山多

合同会社 un-Limited School 代表 https://unlimitedschool.jp/

略歴

1991年大阪教育大学教育学部英語教育課卒業。
三井物産株式会社入社。インドネシアへ2年間の社内留学を経験後、化学品の営業を担当し世界中を訪問。チームリーダー等を経た後、「よのなか」を変えることを決意し、2004年3月に退職、私立中学校玉川学園の教師に転職。英語教師を務める傍ら兼業許可を得て、企業研修、セミナー、カウンセリングやセラピーを実施。2015年4月独立。体験型エンタメ型の講演、研修、セミナーを日本全国及び海外展開。グローバル教育「地球村」認定講師、超心理学英会話講師などとしても活動中。
著書『サンタが贈るお母さんの教科書~あなたがママなら大丈夫!』こう書房、『今日から子どもと心がかよう魔法のことば』 明日香出版社、『洗脳無き「別人化」はいかが?~朝一の質問だけで人生は激変する』で、Amazonの電子書籍「心理学」「家庭医学・健康」部門でそれぞれ第1位となる。『元商社マン教師の学級経営革命~人を育てる究極のリーダーシップ』 さくら社(2019年3月)、現在、4冊目の本『自己肯定感は低くてイイ!(仮題)』を執筆中。

現在の仕事についた経緯

元々商社マンとして働いていましたが『酒鬼薔薇事件』をきっかけに、子ども達の将来、日本の将来を本気で心配する様になりました。そして、被害者を助けるのは当たり前だが、加害者こそを助けないと問題は何も解決しないと考え、自分が教育の現場に行くことで「よのなか」を変えることを決意しました。
2004年3月に退職し、私立中学校の教師に転職。英語教師を務める傍ら兼業許可を得て、企業研修、セミナー、カウンセリングやセラピーを日本全国及び海外で実施する様になりました。
その後、中学校教師になってから出会った脳科学に基づく実践心理学NLPのトレーナーとなり、その理論に基づいた資格認定講座、セミナー、企業研修、個人セッションを日本全国及び海外で展開。
その後、ネガティブが良くないのは誰でも知っているが、実はポジティブもかなり良くないということに気付き、米国発祥のNLPに般若心経の「空」の概念を加えた『ニュートラルベースNLP®』を開発。
そのうち、「今、本当に急ぎで助けが必要なのは子どもではなく大人だ」と思う様になり、2015年3月末に学校を退職。独立し、現在に至ります。

仕事へのこだわり

自分の限界を自分で決めないこと。「駄目元」でのチャレンジを大切にすることです。
私は周囲の誰もが「100%無理だ」と言う様な状況になったにも関わらず、そこから更に一歩踏み出すことが本当の努力だと思っています。ちなみに私が「駄目元」でチェレンジしてみて、結果的に上手くいった確率は、自身の体感ではありますが40%以上だと思います。凄くないですか?
そして、あらゆるプロセスを楽しむことです。私は人一倍たくさんの失敗をしているからこそ自分の仕事に自信があります。大きな失敗を一度もしていない様な人はある意味怖くて信用できません。
ですので、誰もが挑まなかった、誰が挑戦してもやれなかった様なことに「駄目元」で挑戦することです。そして失敗も含めてそのプロセスを楽しむのです。そうすれば必ず自分のレベルは上がり、可能性が広がっていきます。
私は現在、それが正しいかどうか、それがよのなかの役に立つかどうか、それが儲かるかどうかではなく、それが楽しそうかどうかを判断基準にして、やるかどうかの判断をしています。そして、やりたいこと、やってみたいことがあれば、実際にやれそうかどうかはどうでも良いので、それを口にして発信することです。
なので私は、Facebookの公開投稿の一番下に必ずこう書いています。
日本国内及びアジア域内でうつで苦しんでいる人、それを原因に自殺する人を今後3年以内に半減する予定です。これは夢でも目標でもなく単なる予定です。そして、ここから先を言うと、頭がおかしいと思われるかもしれませんが、今後10年以内に世界中から戦争や争いごとを無くす予定です。
そして、それを実現するのは私でなくても良いのです。私は誰かがそれを実現する為のきっかけ、助けになればよいと考えています。

若者へのメッセージ

よのなかの常識、風潮を本当にそれが正しいか疑ってみてください。
ネガティブが良くないのは誰でもご存知ですが、実はポジティブもかなりよくないんです。ポジティブはある一定の価値判断におけるネガティブの裏返しでしかありません。つまり、よのなかに「これが素晴らしい」という価値観が広まれば広まるほど、同時に「その逆は良くない」「その逆は価値が無い」という価値観を広めることになるのです。

また、「自己肯定感を高めよう」という昨今の風潮も非常に危険だと感じています。
「あなたはもっと自己肯定感を上げた方が良いですよ」と言われることは「今のあなたは駄目な存在ですよ」と言われていることと同じで、その結果として言われた側は更に自己肯定感を下げることに繋がるのです。
良いところも悪いところも含めて自分自身です。なので、そんな自分を丸ごと認めること、それが非常に大切で、我々はそれを「自己承認」と呼んでいます。

最後に、自分自身の価値を確認するのに、他者と、あるいは平均点、偏差値などといった他者が勝手に決めた基準と比べてその高低で確認するということをそろそろ卒業して欲しいのです。
そういった現在の日本に広く広まっている価値観、風潮は、逆に日本国内において、いじめ、虐待、うつや自殺、凶悪事件がますます増えるように進めている様にしか思えません。
ですので、私はそれらを変えていく為の発信を研修、セミナー、講演、書籍、テレビ、ラジオ、ネット上などあらゆる場面で行なっていきます。ご賛同頂ければ是非とも学生のみなさんにもそんな活動に加わって欲しいと思っています。