Kishida Keisuke

岸田 佳祐

ユニークキャリア株式会社 代表取締役社長 https://unique-career.co.jp/

略歴

学生時代にウェブサイトを売却。同様にキャリア系のメディアを上場企業に売却し新卒入社。新規事業開発部に配属され半年間従事した後、起業。現在は新聞社や出版社と提携し、「未来を創るメディアを作る」をミッションに活動中。

現在の仕事についた経緯

親が自営業だったことと、高校時代に寮生活でガチガチに縛られていた経験から、将来は独立すると決めていました。インターネットが小学生の頃から好きだったため、大学はITビジネスを学べる学科を選択しました。
大学3年時に、教授の「これからの時代を生き抜くには仕事を創れる人間になる必要がある」という言葉を受け、上京してインターンシップを行いました。インターン先では「ユーザーにとっての価値を徹底的に追求する」というスタンスを学び、当時から軸はぶらさずWEBメディア運営の仕事を続け、今に至ります。

仕事へのこだわり

ユーザーの未来を創ることを最も重視しています。インターネットの世界も、リアルの世界も本当の意味で他人を変革しようとすると大変ですから、深いレベルまで考えようとする人は稀です。しかし劇的な結果を出したければ、本気で「人」と向き合い、抱える潜在的な課題を掘り下げ、目から鱗とも言える革命的なソリューションを提供する必要があります。

私が最初に本気で取り掛かった仮想通貨のメディアでは、利益を考えずとにかくユーザーにとって分かりやすいコンテンツを作成して事業譲渡にまで至りました。2018年当時は仮想通貨について怪しい情報や複雑な情報しかなく、本気でコンテンツを作れば個人でも勝てると確信し、そこそこの結果を出せました。しかし、慣れていくとどうしても初心を忘れてしまいます。組織化してオペレーティブにコンテンツを作った時は中々うまくいかず、時にはコンテンツへのクレームが大量に発生してしまい、全く結果が出ない苦い経験もしてきました。

ウェブの世界では、ついオペレーティブにコンテンツを作ってしまいがちですが、短期的な利益を追い求めていると中長期で勝てません。長く勝ち続けるには、展開領域におけるユーザーについて誰よりも詳しくなければなりませんし、提供するコンテンツも自分たちが想像しているよりも伝わらない前提で「伝える努力」および「内容価値を追求」せねばなりません。

すなわちユーザーについて誰よりも理解し、コンテンツと向き合い、ユーザーの未来を創れるレベルのクオリティ追求にこそ弊社が介在する意味があると考えていますし、こだわりをもっています。時代によって適切な「手段」が変わっていくことはあるので、都度キャッチアップは怠りません。
「そのコンテンツは未来を創っているのか?」目的に立ち返る意識が強い、強豪校のような組織構築に挑戦しています。

若者へのメッセージ

私も2022年時点で26歳なので若者の部類に入りますが、5年前の自分に言えるなら「起業(法人化)するならデットでもエクイティでも資金調達したほうが良い」と伝えます。
自分ひとりで成し遂げられることなんてたかが知れています。人を巻き込むためには資本が必要です。資本を集めるためには、まずは仮でも良いのでビジョンを打ち立てることです。ビジョンを達成するための熱量を保つために「あなたにとっての使命」を考えなければなりません。開業時に決めたことについて他人から笑われようと出来るだけ大きいビジョンを掲げたほうが良いでしょう。
もし仮に5年経って失敗しても、最悪の場合自己破産手続きは必要かもしれませんが、命はとられないので、人よりも挑戦したという経験は残りますし、そこには人材としても需要があります。(まったくゼロにはなりません)したがって、まずはデットでの資金調達をおすすめします。