柔道整復師とアスレティックトレーナーの資格を取得後、フリーランスとして大手フィットネスクラブで年間約1000回のパーソナルトレーニングを実施。整形外科でのリハビリ業務やスポーツチームのトレーナーを経て、2020年に横浜市にて病気にならない体づくりをコンセプトにしたパーソナルジムを開業。
略歴
現在の仕事についた経緯
これまで、フィットネスクラブ・整形外科・スポーツチームにて活動させて頂いた中でたくさんの方のお悩みに向き合ってきました。
体に不調を抱える患者さんたちをサポートしていく中で、トレーニングによって身体の不調が改善し、前向きに生きられるようになった!などの嬉しいお言葉を数多く頂きました。
そこで患部だけを治すのではなく、その方が今後どのように生きていきたいのかという精神的なところまでサポートしていきたいと思うようになりました。
ホリスティックという言葉があります。これはギリシャ語で「全体性」という意味です。
パーソナルジムでも、トレーニングだけに捉われず、ホリスティックにサポートできるパーソナルジムにしたいなと思い、「病気にならない体づくり」をコンセプトに開業いたしました。
仕事へのこだわり
東洋医学最古の書物「皇帝内径」の中には、並の医者は臓器を治し、良い医者は患者を治す。しかし、真の医者は世の中を治す。という言葉があります。僕は医者ではありませんが、世の中の問題に向き合って活動をしていきたいと思っています。
仕事をする以前に、自分は何の為に生まれてきたのか?という事を考えると、決して自分の為だけに生まれてきたとは思えません。何か大きな意思があり創造されたのであれば、世の中を常にみれるだけの大きな視野を持って活動するべきだと考えています。
例えば、日本の医療費は年々増え続け、現在50兆円を超えています。お金をかけて病気が減っているのならまだしも、他の先進国では減りつつあるがん患者も日本では右肩上がりです。
健康に関わる仕事も年々増えていますが、その多くがいかに楽になれるかということだけが目的になり、症状を取り除くだけで原因を除去できていないという現状にあります。
原因除去をするためには人をみなければなりません。トレーナーとして様々な方と接する機会がありますが、不調のある部位や症状だけに捉われず、「なぜその症状が現れたのか?」を精神状態、食生活、もっと言えば人間関係や性格などもふまえて幅広い視点でサポートするように心がけております。
このようにトレーナーは人をみる仕事だと考えています。人をみるには高い人間性が必要があり、マーケティングなどの経営のノウハウよりも大切な事だと思います。
嘘偽りのない誠実さを持つと、時には価値観の合わない方もいることでしょう。僕は、聖徳太子の17条憲法に「和をもって尊しとなす」という言葉があるように、人それぞれの価値観を尊重できる心を持って活動していきたいと思います。これが会社の名前を「誠和の心」と名づけた由来です。
若者へのメッセージ
僕自身、20代で若手ですので自分自身へのメッセージにもなりますが、先ほども話したように病気にならない身体作りには原因除去が必要になると考えています。
これは、経営にもあてはまります。経営は、上手くいかない事や辛い事もたくさんあります。そんな時にこそ、辛いから楽をするのではなく、なぜ上手くいかなかったのか原因を突き止めて除去することがとても大切だと思います。
そして辛いからこそ人生の生きがいになるものだと思います。目先の問題や利益に捉われず、信念を持って活動していきましょう。