佛教大学社会福祉学部社会福祉学科を卒業。滋賀の特別養護老人ホームで3年半介護職員を経験し、その後、京都の大手医療法人へ転職。介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、サ高住など介護施設を中心に、相談員やマネジメント業務を経験。2021年4月より、ARIVEを立ち上げ、現在に至る。
略歴
現在の仕事についた経緯
介護の現場で様々な業務に携わる中で、現場のマネジメント人材の重要性を強く感じました。
同じような環境(ハード面)や給与・福利厚生の組織であっても、施設やユニットによって離職率、サービスの質、業績、雰囲気も大きく変わってきます。
私の経験上、良くも悪くもその要因の多くは、管理者やリーダーにあります。しかし、リーダー自身も、しっかりとした教育もないまま、リーダー業務を任されている人が多く、そのため、多くのリーダーがその責任や人間関係に悩んでいます。
中には大好きだった介護を、リーダーの仕事が嫌で辞めてしまうという方もいます。そのような方を一人でも減らしたい、また、リーダーを育てることが、介護現場をよくする一番の近道ではないかと思い、この事業を始めました。
現在は、「介護現場で働く人を応援する」会社として、介護現場に役立つ、スキル・知識・物品などを提供しています。
仕事へのこだわり
私のこだわりは、「できないことに挑戦すること」です。私自身、サラリーマンの時代を経て現在独立をしています。
その中で、特に意識していたというわけではありませんが、基本的には頼まれた仕事は断らないようにしていました。当然、それによって大変だったことも多々あります。
しかし、今振り返ると色んな経験をしたことで、自分自身の仕事の幅であったり、キャパシティが広がりました。
私はもともと独立したい、自分で仕事をやりたいと思っていたわけではありませんが、いざ自分で仕事をしようと思った時に、今までいろんな経験をしたことがものすごく役に立っています。
そして、現在も本当に自分でできるかなと思うような仕事をいただくこともありますが、常に挑戦をしています。その挑戦の積み重ねが将来の自分を作っていくと考えています。
若者へのメッセージ
私自身、まだ何も成し遂げていませんし、偉そうなことを言える立場でもありませんが、仕事をしていく上で大切にしていることが1つだけあります。
それは、仕事の「意義」を考えるということです。自分が今やっている仕事はどういう意義があるのか?ここをしっかり腑に落としながら仕事をしていくことが大切だと考えています。
1つ1つの仕事は、全てに意味があると考えて行うのと、ただ作業として行うのでは、数ヶ月、数年という時間が経った時に大きな差があると考えています。そして、その意義は、自分が仕事をするモチベーションにもつながります。
もちろん、仕事は生活をしていくためにお金をもらう手段でもあります。しかし、人生の多くの時間を捧げるものでもあるので、その意義を考えて仕事を選ぶことで、人生をより豊かにできると考えています。
共に頑張りましょう!