Koyama Masako

小山匡子

株式会社スモールウィン 代表取締役 https://www.smallwin.jp/

略歴

新卒で味の素株式会社に研究員として入社。のちに転職し他2社を経験。主に化粧品原料の研究開発に従事。東京理科大学にて博士号を取得。幼少より茶道を学び、ビジネスの基本と茶道の精神との共通点を見出し「茶道思考」を提唱。茶道でビジネスパーソンの仕事観を変える事、化学技術で変革を起こす事の二刀流で2021年10月株式会社スモールウィンを創業。

現在の仕事についた経緯

ビジネスパーソンの仕事観を変え、心豊かになってもらいたいと思い起業しました。
化粧品は、水(肌を潤す成分)と油(肌を守る成分)が主な成分になります。水と油を繋ぐ乳化剤を加えて、ローションやクリームが作られます。この乳化剤や洗浄剤(ナチュラル系)の研究を行ってきました。乳化剤をどのように使ったらいいか、効果はどう測定したらいいか、問い合わせを受けるようになり、助言やサポートをするようになりました。
茶道は小学生のころから稽古をしています。管理職になったのと同じ頃、茶道の指導も行うようになり、仕事の基本は茶道にあると気づきました。
化粧品原料を使いこなしたい研究者も、茶道はビジネスには関係ないと思っている人も、固定観念を外すと次へと展開していきます。このような経緯で、化粧品原料技術コンサルタントと「茶道思考」コーチングに至りました。

仕事へのこだわり

社会人一年目の時の職場の先輩で「ワクワクしながら仕事しているか?」と、ちょくちょく声をかけてくる人がいました。別に返事を待たずに通り過ぎていくのですが、心をポジティブに持っていくことの大切さを教えてくれました。
研究職は仮説を立てて実験をし、立証していきますが、実験結果を注意深く観察していくことがポイントです。そこには次の実験やテーマを超えた研究のためのヒント・情報が隠されているからです。謎解きのように観察することがワクワクする瞬間です。小さな変化を自分の視点で解析することが研究者としての仕事へのこだわりでした。
研究開発した化粧品原料を採用してくれた企業より、「いい原料を紹介してくれたからいい商品が作れた」と感謝してもらえて大変うれしかった経験があります。人脈も広がっていきました。学会での役員も受けるようになりました。人を大事にすることもこだわりの一つです。
小さな変化の気づき、ワクワクするような謎解き感覚で仕事に向き合うこと、人と人とのつながりへの感謝を大事にしながら興味深いことに邁進していくことが、仕事へと繋がっています。
これは、茶道でも言えることです。季節感を大事にする茶道では、時に移ろいの気づきや、湯の沸く加減やお客様の様子など、小さな変化の気づきが大切になります。また茶道は「もてなし」と「しつらい」の美学と言われるように、この「しつらい」は、道具がどんな思いで取り合わせてられているのか、主客の思いを繋ぐ謎解きにも通じます。もちろん人への感謝や思いやりは茶道の基本です。
茶道の考え方を基にした「茶道思考」をビジネスの課題解決に応用できると考えています。今、この考え方を研修などでお話しさせていただいています。
このように仕事へのこだわりのキーワードは、気づき、ワクワク、人脈、感謝、です。

若者へのメッセージ

まず「ワクワクしながら仕事しているか?」とお聞きします。
物事は自分の考え方一つで変わります。私の場合、職場環境は自分で拓いてきました。
自分事と捉えてアクションを起こしていってください。アクションを起こさなければ、方向があっているのか間違っているのかもわかりませんが、動き出せば軌道修正はいつでもできます。
固定観念を取り除いて、色々な視点から興味深いことを見つけ、思った通りに邁進していってください。