Kubo Tomohito

久保 智人

企業法務Matching合同会社 代表社員CEO https://legal-matching.jp/

略歴

企業法務歴15年を迎える北海道での企業法務啓発の第一人者。大学卒業後、企業法務の道を歩むべく日本トップの食品卸商社へ入社。8年間の勤務を経て臨床・予防法務を習得。その後、IPO準備・M&A・海外法務修得のため転職。東京・大阪・海外での経験を経て、地元である北海道の東証プライム上場企業へ入社。
現在は、北海道内に企業法務を啓発すべく、2020年1月設立の企業法務Matching合同会社の代表・サラリーマン・各社役員・大学教員として、企業法務家、士業、学生へその魅力を啓発している。2022年より日本唯一の大企業法務家で組織する経営法友会運営委員を拝命。

現在の仕事についた経緯

大学での企業法務の講義に魅せられたことがスタートでした。当時、ブリヂストン様の法務部の方の講義がありました。弁護士などの士業がどのような仕事ぶりなのかを理解したことと、企業法務家の仕事ぶりの明確な違いを感じ、特に債権回収について興奮したことを覚えています。自社のヒーローの様なイメージを抱き、仲間のために奮闘する姿に憧れました。
当時は、コンプライアンスも大きく叫ばれている時代背景にはありませんでしたので、嘸かし悍ましいエピソードも多かったと思いますし、若輩者の新卒でその様な部門に配属するなど例がなかったと今も感じており、会社には心より感謝をしております。

仕事へのこだわり

評論家には絶対ならないことにトコトンこだわっております。企業法務家の足し算では、弁護士という士業がトップに来ると思いますが、それでは差別化は図れません。企業法務家としての掛け算・引き算・割り算ができてこそ、自社内そして、地域から選ばれるのだと考えております。
企業法務家は、自社内の仲間から日々、様々なお困り事への相談を伺うことができます。その多くの事柄に対して、汎用的な回答は存在せず、個々人の知識・経験・人脈がその行く末を左右致します。だからこそ、掛け算においては、周辺学を習得すること。引き算においては、自身の得意分野を設けること、割り算においては、法務部内の他のメンバーと分担することがとても大切であり、延いては、法務部が頼られるか否かに関わってまいります。
私は、債権回収や不動産関連業務のプロであると共に、代替案の提供に長けておりますが、同部内に同様の人が多くいても金太郎飴の様になってしまいます。だからこそ、企業法務家は自身のブランディングがとても大切であり、新入社員であった15年前からこのSTYLEを築いてまいりました。
また、現在においては、これらのことを糧にし、大学生・高校生へ向けた次世代教育にも邁進しております。私が大学生の頃、魅せられた様に、今度は私が次の時代の方々に向けて、仕事での気付くことの重要性や知っておくべきことについて法務と掛け合わせながら展開する講義を各大学・高校にて実施させて頂いております。毎年の年間の生徒数は300名を超え、選ばれ続けるための講義を展開していきたいと考えております。

若者へのメッセージ

現代社会はとても混沌としています。日本の教育上インプットがメインとなっている学生時代を過ごしてきた中で、唐突に社会に出た皆さんはアウトプットの重要性に気付かれると思います。
この準備がしっかりとできていますか?社会では誰も助けてくれません。また、ご自身のご家族や大切な方を守っていくのは皆さんです。その皆さんが、例えばYouTubeの知識だけを信じていることやTV・新聞を見ないということは気付きの機会損失をしていると感じています。
一般的な企業へ入社をし成功体験を重ねていくことで結果を出す場合、TVなどの知識はとても大切です。仮にYouTubeなどの尖り切った思考でいくのであれば、そのような会社や起業する以外には成功できないと感じております。
ご自身がどの様な将来を歩んでいくのか、キャリアプランをどう描くのか、時間は有限ですので、考える時間を創って頂きたいと強く願います。人生にラッキーなどありません。困ったら、いつでもご連絡を頂きたいと思います!