明治大学商学部卒業。同年にA.L.C.Atlantisプロダクションに在籍し、ドラマを中心に映画、舞台やCM広告など様々なメディアにて俳優として活躍。2019年に退社し、同年8月より株式会社acaliに移籍。俳優業を続けながら2021年6月に起業し、2022年5月にジェンダーフリースキンケアブランド「TooB」を立ち上げる。
略歴
現在の仕事についた経緯
元々は大学在学中にK-POPを知り、男性が化粧をする事に衝撃を受けて化粧品メーカーへ入社したいという思いがありました。
しかし、スカウトをきっかけに俳優業へと進み、自分を表現するという仕事を選びました。そんなエンタメ業界もコロナ禍において大打撃を受け、仕事がほとんどなくなった時期に改めてやりたい事にチャレンジしようと思ったのです。
自分自身が美容で見た目も中身も大きく変わったので、もっと世の中の男性に美容の可能性を知ってほしい、男性も女性と同じように美容を楽しめる社会を作りたいと強く思うようになり、起業に至りました。
仕事へのこだわり
起業して間もないのでまだまだ分からない事だらけですが、この美容の仕事をしていく上で“説得力”は一番大事にしています。
どんなに良い商品を作ったとしても、作った本人が美意識がなかったり肌荒れしたりしていては、その商品に何の説得力もありません。俳優業という経験を活かし、自分がどんどん前に出ることでたくさんの方に納得して私の商品を使って頂きたいと思っています。そのため、日頃から筋力トレーニングを怠らないようにしていますし、スキンケアも欠かせません。
さらに美容のアドバイスをしていく上で、ただ単に好きだというだけでなく、専門的な知識も交えて肌トラブルに悩むお客様にアドバイスできるよう、昨年に化粧品検定1級も取得し、さらに説得力を身につけました。
私も元々は肌荒れに悩んでおり、間違ったスキンケアばかりをしてきましたが、本気で変わりたいと思ったからこそ真剣に楽しく美容と向き合い、今の肌を手に入れました。
“肌が変われば人生が変わる” 自分が体現したからこそ自信を持ってたくさんの方々に伝えていけるよう、これからも説得力を磨き続けます。
若者へのメッセージ
これはどの経営者の方々も言われることかと思いますが、とにかく好きな事を見つけて下さい。成功するしないに関わらず、人生賭けても良いと思えることを見つけましょう。そして本気でぶつかってみて下さい。きっと今まで見えてなかったものが見えるはずです。
私はこの事に30歳を超えてから改めて気付き、社会人経験も全くないにもかかわらず経営なんてことをやっています。20代からすると考えてもいなかった事です。
常に孤独との闘いで辛いし、次々に起こるトラブルが本当に大変で正直言うと投げ出したくなる時もあります。それでも自分が人生を賭けて取り組む好きな事ですから、充実している日々を送れているのです。それを乗り越えたときに得るものが必ずあると信じています。
好きな事を仕事にするというのは、同時に覚悟と勇気が必要ですが、これからの若い世代の方々には臆せずチャレンジしてみて欲しいと心から思います。