Makabe Kikuo

真壁 喜久夫

株式会社CIC 代表取締役 https://www.cicinc.co.jp/

略歴

日本大学芸術学部卒業後はイベントのアルバイトに従事。その会社で1年半後に社員として働き、1999年に株式会社シーアイシー創業。2001年からアイスショーを各地で開催するほか、多数のスポーツイベントを手がける。

現在の仕事についた経緯

イベントのアルバイトがきっかけです。ここではプロスポーツチームのファン感謝イベントの道具を扱ったり、段取りを決めたりしておりました。
イベント自体は、選手たちとファンが楽しそうに走ったりゲームをしたりと、至って平和な内容でした。しかし、このイベントが行われる何か月も前から、入念な打ち合わせがあり、事細かに台本も決められていたのです。もちろん、そのための作家や演出家もいます。
テレビ番組では撮り直しができますが、イベントはやり直しがきかないのです。その緊張感と成功した時の達成感にやりがいを感じました。
その世界で知り合った演出家の方に、「一緒に仕事をしないか」と誘われたのがきっかけで、本格的にイベントの世界へ飛び込んでいきました。

仕事へのこだわり

私がこだわっていきたいのは、自社が主催するイベントです。これまでには見なかったような、オリジナリティのあるイベントを創り出していきたいです。
そこで、私が目を付けたのがフィギュアスケートです。当社は長年フィギュアスケートに携わっておりまして、荒川静香さん、浅田真央選手、高橋大輔選手など、現在も活躍しているスケーターに出演して頂いたこともあり、これをキッカケに自主興行を始めました。
荒川静香さんが金メダルを獲得したトリノオリンピック以降、フィギュアスケートへの注目が高まっています。ただ、「選手をどのように良く見せようか」という演出内容に目が向いてる傾向があり、私はお客様にとって何が一番魅力的に感じ、どうすれば驚きや感動を与えられるのかを考えました。
そこで生まれたのが、スケーターとアーティストとの競演ショーです。
実際に、アーティストには、倉木麻衣さん、AIさん、郷ひろみさん、スガシカオさんなど、第一線で活躍している方にご出演頂いています。
全てがライブだからこそ生まれる、スケーターとアーティストの緊張感あふれる化学反応がお客様に今までにない感動を生み出します。そして、1公演目より2公演目、2公演目より3公演目と、より魅力的な演出へと変化していくのです。
これからも、フィギュアスケートイベントを軸に、より多くの感動を生み出せるような、エンターテインメントを世の中に創り出していきます。

若者へのメッセージ

何事にも目標を持って取り組んでください。
そうでないと今自分が何のために行動しているのかを見失ってしまいます。
その先に何があるのかを常に考えながら主体的に行動していくことで新しい目標が見えてきます。
もちろん失敗することもありますが、それはそれで一つの経験となり、次の場面に必ず活かすことができます。
若いうちに「目標を持つ」という考えをもとに行動する強さを身につけて欲しいと思います。