Miura Masahiro

三浦雅弘

株式会社COクリエイト 代表取締役 https://cocurie.com/

略歴

商社勤務時代は環太平洋を中心とした新規事業の開発やクロスボーダーM&Aを担当。退職後、自動運転に使われるADAS技術装置の販売会社を運営。売り上げ0円から3年で年商21億円を達成。その後、株式会社COクリエイトを創業。

現在の仕事についた経緯

困っている人を助けられる社会の基盤になりうるような新たな事業を作りたいと思ったのがきっかけです。貧困や差別、ハンディキャップなど世の中には様々な社会問題があります。その中でも公的機関から支援の受けられない境目いわゆるグレーゾーンという領域が存在します。本当は助けが欲しいけれど、その助けが届かない状況、そんな苦しみを支えられる仕事をしたいと思いました。
そうして生まれたのが「ハッピーワークプログラム」です。この事業は現在数百万人のユーザーが利用しており、利用するたびにその一部が社会還元されます。社会を支えられる仕組みとして社会還元を拡大しています。

仕事へのこだわり

この事業は大勢の力を集めて社会還元できる仕組みです。2020年3月のサービススタートからわずか2年で延べ500万人にご利用いただいています。
コミュニティと呼ばれる人が2人以上の集まりに対して、専用の商品サービス付きのウェブサイトを提供することでそのコミュニティが活性化しコミュニティ運営者の困っている事、達成したいことを助けていきます。コミュニティの中には企業、勉強会、オンラインサロン、業界団体、地域など多様な人の集まりがあります。小さな規模で言うと個人事業主がお客様と作るコミュニティ、大きな規模で言うと百万人を超える業界団体や地域が該当します。
また社会課題解決モデルにもご利用いただいています。例えば「〇〇地域の子供食堂」に運営費が足りないといった課題が発生した時、この事業を使うと子供食堂の応援をしたい人々が「ハッピーワークプログラム」をご利用いただくことで子供食堂の毎月の運営費を賄うことができます。
こうしてその瞬間の支援だけでなく応援をしたい人々の生活の一部で支えたい社会課題を応援することができます。この仕組みを使った地域社会を応援する仕組みは、昨年内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォームにて様々なプロジェクトを発生させました。今はあらたな社会課題解決モデルとして注目をいただいております。
またこの事業では、通常探しても入手できない価格や学びなど特別なサービスを大手企業様やスタートアップ企業様とコラボレーションし開発をしています。その開発したコンテンツを使って、コミュニティの独自性を産み出すことができます。この事業が広がる事で多くの方々の力を合わせ、社会をよくする基盤を作り上げたいと思っています。

若者へのメッセージ

若い世代の方々の社会課題解決意識の高さにいつも驚かされます。日本という国は多くの先輩の力によって築き上げられてきました。そして日本は豊かな国になりました。しかしながら時代の変化の中でこの国も大きな節目を迎えようとしています。
10年ほど前に太平洋諸国のBASE OF PIRAMID事業という所得が年間3,600ドル現在の価値で(約40万円)の所得層に新たな所得を産み出す事業開発を行ったことがあります。いわゆる貧困問題を解決するためのプロジェクトです。その際に自分が日本人だと改めて認識し、日本人に生まれたことの感謝と自分にできる事は何かと感じたことがあります。
日本もこれから貧困問題や様々な課題が表れてくるといわれています。その中で若い皆さんの知恵や勇気が大きな改革を引き起こすことを願っています。私の事業はオピニオンリーダーが使う事でどんどん世の中を良くできる事業です。みなさんの熱い想いと一緒に大きな輪を作り社会を良くしていきたいと願っています。