Miyake Tomoya

三宅友也

セイワ株式会社 代表取締役社長 https://www.seiwa-seiketsu.co.jp/

現在の仕事についた経緯

もともとは県外の大学に在籍しておりましたが、地元である岡山でUターン就職をしたいと考え、進路を模索していました。岡山にも様々な事業を営む企業がありますが、私が第一に考えていたのは、「生活する上で必要かつ役に立つ仕事」。その中でも「清潔さ」は「衣食住」すべての分野に当てはまるものであり、様々な会社の説明を聞くうちに「掃除用具」に強い興味を抱くようになりました。それがきっかけとなり、業務用清掃用品メーカーである当社への入社を決意したのです。
入社当時から営業職に就き、配属となった東京でも多くの経験を積んでいきました。「自社製品がいかにお客様のお役に立てるのか」を提案していきながら、たくさんの客先で感謝や労いの言葉を頂いています。それが私にとって大きな喜びややりがいにも繋がっていきました。
それから10年後、32歳でグループ子会社の代表を任されることとなり、責任とやりがいも増えていく中で、さらに実績を積み重ねていきました。そこで培った経験が評価され、2017年、40歳で代表に就任しています。現在はセイワグループのトップという重責を担いつつ、営業としても、「お客様の困った」を解決する日々を送っているところです。

仕事へのこだわり

仕事へのこだわりは、入社当時から念頭に置いていた「お客様の役に立つ」ということ。その上で、「営業として目標に対し責任を持つ」ことが大切だと考えてきました。
様々なメーカーが多様な清掃用品をリリースしていますが、その中で一番に「お客様の役に立つ」ためには、エンドユーザーとなる清掃会社様に向け、いかに効率良く使い勝手の良いものを提供できるかが求められます。「なぜセイワの製品が良いのか」という品質はもちろんのこと、見た目やデザイン、データに基づく耐久性や効果などの根拠をお客様に示すことで、安心して製品を選んでいただけるよう心掛けてきました。
そのためにも常にお客様の声に耳を傾け、それら意見を取り入れながら製品化を進めていくこと。それこそが当社の強みとするオンリーワンの開発なのだと思っています。
また、経営者として従業員が働きやすい環境を整備していくことも欠かすことのできないこだわりの一つです。社員全員が一丸となり、同じ方向に向かって進んでいけるよう、日々改善に取り組んでいます。

今後の目標

今後は業務用の清掃用品だけでなく、一般のご家庭でもお使いいただけるような商品の開発も進めていければと考えているところです。とはいえ品質を落とすのではなく、業務用の品質を維持しながら「お客様の役に立つもの」を製品化していかなければいけません。「他にはない製品」や「今まで困っていた問題を解決できる製品」を今後も開発していきたいと考えています。

若者へのメッセージ

私は常日頃から、人とのご縁や出会いを大切にしてきました。自分一人でできることには限界があると思うからです。人との出会いを大切にすることで、何かわからないことがあれば人に尋ね、教えを乞うこともできるでしょう。きっと色々な方が助けてくれるはずです。出会いはまた更なる出会いを生み、必ず皆さんの力になってくれるのです。
私自身も人に支えられてきたからこそ、自分だけ、自分の会社だけ良ければいいという考えはありません。例え同業他社さんであっても、当社で良かったことはお伝えするようにしてきました。自分だけが良くなろうとするのではなく、みんなで一緒に良くなっていけばいいという考えを持っているからです。
急速に世の中が変わっていく時代の中で、就職活動というのは大きなターニングポイントになるでしょう。様々な選択肢がある皆さんにとっても、人と人との出会いは大切にして頂きたいと思います。社会に出ると辛いこと、理不尽なことも多々あるかと思いますが、自分がやりたいことを見つけ、ご縁があった会社で全力で頑張って頂きたいと思います。