Mukai Yasuhiro

迎井 靖弘

株式会社 食百景 代表取締役社長 https://eimy-sandwich.com/

略歴

日本菓子専門学校卒業。フランス、ドイツにパンの研修のため留学。その後、都内人気店に入社。5年間の修行の後、家業の製パン店にて経営を学ぶ。2017年に某有名製菓学校からのオファーを受け、専任講師として就任。2021年エイミーサンドウィッチの開店に携わる。中国の某製パン学校にて特別講師として技術指導を行うなどし、現在はエイミーサンドウィッチの経営とパン技術指導を国内外で行っている。

現在の仕事についた経緯

少年期に父が創業した製パン店の影響を受け、その頃には「将来はパンに携わって生きて行く」と決めていました。パン屋として、本当の意味での覚悟を持ったのは30代になってからかもしれませんが、今振り返るとその当時の決意の影響は大きかったと思います。

仕事へのこだわり

仕事というと、皆様どういう考えが一般的なのでしょうか?きつい?つらい?行きたくない?早く終わって欲しい?などネガティブな考えをお持ちの方も少なからずいらっしゃるようです。
私が新人時代から今も変わらず思っている事は、「仕事も人生の一部」だという事です。一度きりの人生で、人生の大半の時間を仕事に費やしているのに、そういう生き方は勿体無いと思います。何か大きな事を達成する為に必要な努力の過程がつらかったり、きつかったりするのは良い事ですが、一生続ける事ではありません。
私は、会社を運営する上で最も大事にしている事の一つに、“働いてくれる従業員の将来”があります。所謂ブラック企業では日々の仕事に疲弊し、自分の人生を創造する時間さえありません。自分がどのような人生をデザインしたいのか、その時間を確保し、私含め夢に向かって輝いた仕事に従事することこそ大切にしている事です。

若者へのメッセージ

私の座右の銘である「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉ですが、これは私なりの解釈があります。
今皆さんは将来のため、勉学に励んでおられる事でしょう。しかし、勉強というインプットばかりに時間をかけても、アウトプットや実際に行動する事をいつまでも先延ばしにしてしまうと、それは勉強していない人と同じ結果となります。
夢を描き、勉強をしてきたなら自信を持って早い段階で歩み出しましょう。道が間違っていたら間違っていた事が知れたわけですから落ち込む事なく、別の道を歩むだけです。
勉強を5年するよりも人より5年早く行動を開始した方が良い結果は出やすく、行動をしている途中で本当に学ぶべき事が見えて来るものです。