Mukasa Yukio

武笠 行男

SAIGENグループ 代表取締役社長 http://www.saigen.co.jp/index.html

略歴

1948年7月30日生まれ。さいたま市(旧浦和市)出身。聖橋高校(現在の埼玉工業大学)、日本大学商学部卒業。1971年に武笠商店へ入社。1976年、武笠商店から埼玉製鐵原料株式会社への社名変更と同時に社長就任。

現在の仕事についた経緯

1969年に父が鉄スクラップ事業を主に武笠商店として始めた会社ではありましたが、自分が代表として入り、1つの柱だけでは会社として頼りないと感じて事業を拡大していきました。
実際にスクラップというものは相場もので、オイルショックの時代も一気に価格があがったものの、バブルで価格ががくんと落ちてしまいました。
スクラップが発生するところには必ず産業廃棄物も発生するので、両方取り組もうと産業廃棄物処理事業に参入することを決めました。
また約12年前には空き容器も対応するなど取り組みの幅を広げ、現在はサイゲンというグループとして地域に根差した取り組みをしております。

仕事へのこだわり

一時の大利より日々軽々をモットーに仕事をしています。
毎日少しずつでいいので儲けさせていただき、それを蓄積する。明日にスクラップの値段があがるとわかっていても今日中に売りなさいと社員に伝えています。
もので溢れ、ごちゃっとしていれば、新しく入ってくるものを置くことができず、お客様に遠回りをしてもらわなければならなくなります。それではお客様も来たくなくなってしまいます。
そうであれば綺麗にして、いつでもウェルカムな状態を作ることができれば今後の信頼にもつながります。

また、信頼というところにおいて、うちに相談していただいたからにはなんらかの結論を出したいと常に考えています。
もしうちではできないことであれば、できるところに紹介をする。うちができるものは全てやる。やれないで終わることはなく、やれることをやってあげればいいのです。

まずはやってみるというのは社内でも浸透している考えで、私も社内ではNOを言わないようにしています。やってだめなら早めに切り上げればいいわけですから。
社員の提案に対してだめだよと言ってしまったら取返しがつかなくなります。他社では絶対にやらないようなことも、社員が自身で検証し、できる方法を見つけ続けることができるならやればいい。
私たちだけの考えではなく社員のアイデアで会社が良くなっていると実感しています。

若者へのメッセージ

挑戦を恐れず全てやってみればいい。
なかなか踏み出せないこともその一歩を恐れるな。
踏み出せなければできるかできないかは永遠にわからない。
やらないで後悔するよりやって後悔すべし。