Mukouyama Shigeru

向山 茂

株式会社HSP 代表取締役社長 https://hsp-kakekomi.co.jp/

略歴

明治大学商学部卒業。新卒で某アパレルメーカーに入社、営業・店舗運営の仕事を担い2014年に独立。現在11店舗の販売代行を行い、従業員と共におもてなしの気持ちを大切に、お客様に小さな感動をお渡し出来るとように頑張っている。

現在の仕事についた経緯

「売場第一主義」「お客様第一主義」とは何か、「サービス」とは何か。
この問の答えがお客様への「最高のサービス(おもてなし)」であり、小さな感動をお渡しすることで、やり甲斐や達成感の自己満足を得られると確信しました。そしてこの思いに共感してくれる同士をつくり、思いやりに満ち溢れたスタッフ集団をつくる決意をしました。

仕事へのこだわり

社会人当初は劣等感の固まりでした。他人からよく思われたい、価値ある人間になりたい、非常に承認欲求が高い人間でした。しかしながら偽りの自分を演じ続けるのも限界がありました。しかも劣等感からも開放されませんでした。
ある会社の帰り、「もうドン底だな!」と頭をよぎりました。でも次の瞬間、「ダルマの精神!」ダルマは叩いても叩いても元に戻る。そして、「俺、もうこれ以上落ちないわ、後は上がるだけだ!」と劣等感から開放された瞬間でした。
翌日から先輩の話がよく耳に入り、失敗を恐れる前に、思い切りやってやろうとポジティブに捉えられるようになりました。不思議と先輩は私のことを気にしてくれるようになりました。更に私は先輩から怒られても素直に受け入れることも出来ました。相手への強い感謝の気持ちが芽生えた瞬間でした。
以後、私は完璧な人間を追求することを捨て、未完成な人間であることを認めることが出来ました。未完成だからこそ他人の力を借りることが必要であり、必要だから他人には常に謙虚でるべきことを学びました。
あの会社の帰り道の思いが仕事人としてのターニングポイントになり、今の仕事にそのまま生かされていることは間違いありません。

若者へのメッセージ

社会人になると人生の3〜4割の時間は仕事をしています。仕事は人生の3割の時間にあたるプライベートライフ、更に3割の時間にあたる豊かな睡眠の為に報酬として対価(お金)を頂きます。
このお金は最終消費者(お客様)から頂いています。社会貢献、人様の役に立つことで対価を頂きます。そして、仕事に対して必ずやり甲斐や自己満足や達成感を感じることは間違いありません。その近道に必要なものは自信ではありません。自信こそ邪魔をする存在です。相手を思う謙虚な気持ちであり感謝の気持ちが何より大切です。
自身が犠牲になり、相手の為につくす!必ず相手から感謝の気持ちが返ってきます。そして貴方に必ず幸せが舞い降りて来るはず。これが利他主義の考え方です。