Muto Taichi

武藤 太智

NPO法人 Pigeon 代表理事 https://soccer.pigeon-handicap.org/

略歴

高校卒業後、指導者の道へ入る。2003年にサッカークラブA.C ammaliatore(アンマリアトーレ)を設立。その後2021年にNPO法人 Pigeon(ピジョン)を設立。

現在の仕事についた経緯

サッカーが好きで他の仕事をしている自分が想像できなかったためです。指導を始めてから、サッカーを通して社会貢献が出来る事に気付き、教育に興味を持ちました。
ひょんなトコロから、「障害のある子にサッカーを教えられるか」と話を持ち掛けられ、関わり始めたことがきっかけでしたが、そこで知った事実(先入観・環境・保護者の想い)に驚愕し、少しでも役に立てればと、細々ではありますが始めました。そこから少しずつ仲間が集まり、今に至ります。

仕事へのこだわり

サッカーを通しての人間形成は指導を始めてから確立され、外せないアイデンティティとなっています。負けず嫌いは相当だと思いますが、勝利至上主義はいまいち自分の中ではシックリこない部分があります。そのため、プロを目指すトップを行くよりも、サッカー的に言う『普及・育成』の方が自分には合っていると思っており、強い弱いではなく、個や組織のポテンシャルを最大限成長させるにはどうしたら良いかを常に模索しています。
また幼児から社会人までを指導した経験から、“人が人生の中でサッカーをどのように位置づけるか”も考えています。今の世の中、人生において趣味は凄く大切な一部であると思いますし、体を動かすことは健康面でもとても有意義です。競技志向のサッカーだけにならず、サッカーがずっと人生の中にあるにはどのようにしたら良いかを今でも模索中です。
そして、障害のある方々が抱えているハンデは想像をはるかに超えて多くあるため、サッカーを通じて少しでも解消していけたらと日々奮闘中です。

若者へのメッセージ

まず感じるのは、周りの大人のサポートの多さです。素晴らしいことだとは思いますが、それにかまけていてはさぼり癖がついてしまいます。
常に何かに興味を持ち、常に何かにチャレンジをし、若さの特権である勢いを使って、思ったことをドンドンやっていって素敵な大人になってください。
そして義理人情を大切に。結果は後からついてきます。