関西学院大学社会学部中退後、実家の旅館を継ぐ。その後、景気の波に影響され実家の旅館を閉鎖。それから人材派遣業界に飛び込み、15年実績を積んで独立。
略歴
現在の仕事についた経緯
大学在学中に父が重い病にかかり、実家の家業である旅館を継ぎました。10年くらい経営に携わってきましたが、景気の波の影響もあって旅館をたたむこととなりました。
その後、旅館をしていたことや、もともと人と関わることが好きな性格もあって、ふと思い立って人材派遣業界に飛び込みました。その当時の派遣会社の社長には、「実家の旅館をたたんだことへの後悔があり、またいつかは一旗あげたい、独立して会社を立ち上げたい」という思いを伝え続けており、2017年に会社を創設しました。
仕事へのこだわり
この業界にいる者としてはあまり認めたくはないですが、世間一般的にいうと派遣社員となると軽視されがちではあります。しかし、その派遣社員さんの中にもプライドを持って家族を養っている社員さんもいますし、私を慕ってついてきてくれる社員さんもいます。
そういう社員さんが一人でもいるため、仕事に対しては妥協しませんでした。派遣社員である前に一人の人間であるし、大袈裟な言い方かもしれませんが、派遣社員さん全員を家族のように思って接してきたつもりです。
もともと旅館業をしてきたことや、子供の頃から実家の旅館が遊び場だったこともあって、両親の人に対する考え方が自然と備わってきていたのかもしれません。
また取引先企業様も同様に、お客様であり共存共栄しうるパートナーです。その考えが伝わり、信頼関係が構築できたのではないかと思います。
若者へのメッセージ
もともとやりたかったことが仕事になっている人はほとんどいないでしょうし、ましてやどういった仕事がしたいか見つかっておらず、模索している中で仕事に就いている人のほうが多いと思います。
しかし、その目の前の仕事がどんな仕事であろうと、真剣に向き合って自分が納得出来るまでやりきる事が大事だと思います。突き詰めてやりきる事で初めて、結果は出てくると思います。
結果が出ることによって、その仕事が天職になることもありますし、万が一そうでなくても真剣に向き合うほど将来の道がはっきり見えてくるはずなので、とにかく自分の可能性を信じて仕事に取り組んで欲しいと願います。