Nakamura Tetsuko

中村 撤子

あいどりーむ合同会社 代表社員 http://www.tetote-green-cafe.com/

略歴

子育て、介護経験を経て、お料理教室サロンを2012年2月オープン。
薬膳料理を中心にカラダが喜ぶレシピ開発をしながら、2014年2月におうちカフェいちじくをオープン。酵素玄米ご飯を主にデドックス効果抜群なランチを提供し、2018年に会社設立。女性起業家としてセミナーやワークショップ講座も大人気!
2020年4月にお店を移転。新たに、幸せのgreen cafe TETOTEとしてギャラリー&音楽が出来るシェアカフェをオープン。
コロナの影響で収入がゼロになった経験を活かし、食ではない収入減が必要との選択をし、着物ドレスのフラワーアーティスト講師を取得。
現在はサスティナブルフラワー着物ドレス講師としても帝国ホテルをはじめ自店舗での講師育成活動中。2022年5月にはアジアゴールデンアワードにて女性企業家賞受賞!
10月にはカーネギーホールにて着物ドレスアーティストとして出演決定。

現在の仕事についた経緯

義父の介護をきっかけに家庭に入り、お料理教室を始めたことがすべての始まりでした。
最初は友人を中心に教えていたものの、だんだんと生徒さんが集まってきたことで2012年にお料理教室サロンをオープン。
2014年より酵素玄米ご飯や大豆ミート、たっぷりの野菜などを盛り込んだランチを提供する「おうちカフェいちじく」をオープンしましたが、2020年、より広いスペースへと移転し、ギャラリーや音楽演奏ができるシェアカフェとして「幸せのgreen cafe TETOTE」をオープンさせました。
飲食物の提供だけではなく、レンタルスペースとして、バーベキューやピアノのライブ、映画の上映会など、さまざま目的でご利用頂いています。
しかしコロナ禍の影響を受け、収入源が1本だけでは厳しいと痛感し始めた頃、以前フラワーアレンジメントに携わっていた関係で、着物ドレス(手持ちの着物を形を変えずに着付けできるドレス)と出会いました。
着物ドレスであれば、若い頃の振袖や、代々譲り受けられてきた大切な着物などもドレスとして着用できます。
実際に92歳のお客様に着物ドレスをご着用頂き、プロのヘアメイクとカメラマン付きで撮影会を行った際は非常に喜ばれ、その美しさに私も深い感動を覚えました。
「この体験を多くの方に広めたい」、その一心から現在は着物ドレスの普及に注力しており、2022年からは着物ドレスの講師として新たな講師育成活動に努めると共に、ニューヨークのカーネギホールや、ホノルルフェスティバルなど、国内外にて着物ドレスショーを展開しています。

仕事へのこだわり

ここまで事業を育ててこられたのも、周りの人に恵まれたおかげだと思っています。
カフェも口コミが広まったことでお客様が増えましたし、コロナ禍で夜の営業ができずに収入がゼロになってしまったときも、お客様にはたくさん支えて頂きました。
よって、最も大切にしているのはやはり人との関わりです。
カフェの「TETOTE」という名前も、「皆で手と手を取り合って幸せになっていく場所を作りたい」という想いを込めています。
私自身、日頃から人の悩みを聞くことが多いのですが、相手が喜ぶことをしてあげることによって自分にも嬉しいことが返ってくる。相手が稼げるような仕組みを一緒になって考えてあげることで自分にも収入が入ってくる。といった風に、人に何かを与えることによって、自分に返ってくる循環は確実にあると最近強く感じています。

今後の目標

着物ドレスの普及を目指して、より多くの着物ドレスショーの機会を作っていきたいと思っています。
その中で、ショーの出演者の方に対して「3ヶ月コース」「6ヶ月コース」のように期限を設け、専属の講師についてもらいながら、ウォーキングや美容、体操など、ショー当日までの間に美を磨くようなアカデミーを設けられたらと考えています。
女性は美しくなると見た目だけでなく心も若々しくなるものですし、美を追及するためには良質な食や運動、睡眠といった健康習慣も欠かせません。
目的は着物ドレスショーのためではあるものの、そこで身につけた美しさや健康習慣は、ショーを終えてもその人自身の財産になるのではないかと考えています。
また、昨今は海外の観光客の方も増えていますから、特に着物で出歩かれている方が多い浅草にて、着物ドレスで人力車に乗って写真を撮影するといった思い出づくりのビジネスができないかと目下検討中です。

若者へのメッセージ

今の若い方は、比較的自由に、枠を超えて一歩踏み出すようなアクションを取られている方が多いように感じています。
若いうちに失敗することは大いに結構なことですし、その点に関するサポートはすべて私達が引き受けますから、起業でもなんでも、やりたいことは存分に挑戦してみてほしいですね。